メルカリの古着は在庫量が多く、個人出品も多いので、リサーチ次第で十分に仕入れ先になります。
一方で送料と手数料の影響が大きく、なんとなくで買うと利益が消えるのが落とし穴です。
この記事は、検索から仕入れ判断、到着後の検品、売り方までを手順化して、再現できる形に落とします。
規約やトラブルの地雷も先に潰して、長く続く型にしていきます。
メルカリで古着を仕入れる手順
結論は、相場を数字で把握してから、状態とサイズの情報量が多い出品だけを狙うのが最短です。
価格の安さよりも、売れるまでの速さと返品リスクの低さで仕入れを決めると、利益が残りやすいです。
狙うジャンルを先に決める
最初は「自分がサイズ感を説明できる服」だけに絞ると失敗が減ります。
Tシャツやスウェットのようにサイズブレが少ないジャンルは回転が読みやすいです。
ジャケットや革靴のように状態差が大きいジャンルは、検品の目が育つまで後回しが安全です。
仕入れ基準を作るために、まずはジャンルを一つに固定します。
- はじめはトップス中心
- サイズ表記が明確なもの
- 汚れが目立ちにくい色
- 説明文が丁寧な出品者
売り切れ検索で相場を作る
仕入れの前に、同一ブランドと同系統アイテムの売り切れ価格帯を確認します。
売り切れは実際に成立した価格なので、表示中の強気価格より判断材料になります。
同じ商品でもサイズと状態で価格が割れるので、条件を揃えて比較します。
相場が曖昧なまま買うと、手数料と送料で赤字になりやすいです。
| 見る項目 | 売り切れ価格帯 |
|---|---|
| 揃える条件 | サイズと状態 |
| 避けたい状態 | 毛玉多めや穴あり |
| 参考にする情報 | 写真の光量と角度 |
検索ワードを型にする
古着は表記ゆれが多いので、複数の検索ワードを固定化すると取り逃しが減ります。
ブランド名だけでなく、型番や年代の言い回しも併用すると精度が上がります。
「USA製」や「シングルステッチ」などの特徴語は、出品者が商品名に入れがちです。
ただし特徴語だけに寄ると、偽情報や誇張にも当たりやすいので写真確認が前提です。
- ブランド名+アイテム名
- 型番や品番
- 素材名
- 製造国の表記
- カラー名
写真と説明文で状態リスクを読む
写真が少ない出品は情報不足なので、安くても仕入れ対象から外します。
襟と袖と脇と裾のアップがあると、ダメージが想像しやすいです。
採寸が書かれている出品は購入者トラブルが減り、転売時も説明が楽になります。
匂いと保管環境は文章に出にくいので、評価と出品履歴で補完します。
| 要チェック | 襟と袖の汚れ |
|---|---|
| 要チェック | 脇の黄ばみ |
| 要チェック | 毛玉とテカリ |
| あると強い | 採寸の記載 |
| あると強い | 洗濯表示の写真 |
出品者の癖で当たり外れを減らす
同じ人が出している商品を見れば、保管環境や写真の撮り方の癖が読めます。
古着を多く出している出品者は、採寸や状態説明が安定しやすい傾向があります。
一方で大量出品の中には転売業者も混じるので、価格が相場寄りで旨味が薄いこともあります。
評価の数よりも、低評価の内容に古着特有の指摘がないかを確認します。
- 写真が毎回同じ背景
- 採寸がテンプレで統一
- 梱包評価が安定
- 返品トラブルの気配がない
値下げ交渉は利益の余白でやる
交渉は買えたら得ではなく、買っても利益が残るラインでのみ行います。
相手に失礼のない範囲で、具体的な希望額を提示すると通りやすいです。
交渉が長引くと他の購入者に抜かれるので、時間を決めて切り上げます。
仕入れは機会損失が大きいので、迷うなら次の出品を探す方が効率的です。
- 希望額は根拠つき
- 即購入の意思を添える
- 断られたら深追いしない
- 取り置き前提は避ける
到着後に即検品して販売準備をする
届いたらすぐに検品して、出品用の写真を撮れる状態に整えます。
汚れと穴とほつれは最初に確認して、軽い補修や毛玉取りで印象を上げます。
匂いは購入者満足度に直結するので、陰干しや消臭での対策をルーティン化します。
検品の結果をそのまま説明文に反映できるよう、メモを残すと作業が早くなります。
| 最優先 | 汚れと破れの確認 |
|---|---|
| 最優先 | 採寸の再測定 |
| 次点 | 毛玉とシワの処理 |
| 次点 | 匂いのケア |
仕入れ前に押さえる利益計算の基準
古着は一点ごとの利益差が大きいので、感覚ではなく式で判断するのが安定します。
特に販売手数料と送料が固定で効くので、価格帯ごとに基準を作るのがコツです。
販売手数料と振込手数料を固定費として扱う
メルカリは売れたときに販売価格の10%が販売手数料として差し引かれます。
また売上金を振込申請すると、金融機関や金額に関わらず振込手数料が200円かかります。
この二つは仕入れの時点で確定する固定費なので、必ず利益計算に入れます。
根拠として、公式の手数料ガイドを確認して数字を基準にします。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 販売手数料 | 販売価格の10% |
| 振込手数料 | 200円 |
| 考え方 | 固定費として先に引く |
送料と梱包費は最悪ケースで見積もる
古着は薄手でもかさばるので、圧縮できない素材は送料が跳ねがちです。
発送方法のサイズ規定を先に確認して、どれに入るかで利益が決まります。
箱や袋の資材費も地味に効くので、月間の合計で管理するとブレが減ります。
公式の配送情報を見ながら、想定サイズ別に送料を表にしておくと判断が速くなります。
配送方法 早わかり表を併せて確認してください。
| 費目 | 見積もり方 |
|---|---|
| 送料 | サイズ上限で想定 |
| 資材 | 袋とテープを固定費化 |
| 手間 | 作業時間も原価意識 |
目標粗利率を決めてから仕入れる
初心者はまず粗利率の基準を決めて、基準以下は買わない運用が安全です。
薄利回転のジャンルなら粗利率よりも回転日数を優先するのが合理的です。
逆に一点利益が狙えるジャンルは、返品と真贋のリスクを加味して余白を厚く取ります。
基準を持つことで、迷い買いが減って在庫の質が上がります。
- 最低粗利率を決める
- 回転日数の上限を決める
- 高単価は余白を厚く取る
- 送料が読めない品は除外
値下げを前提に価格帯を設計する
メルカリは値下げ交渉が起きやすいので、最初から下げ幅を残した設定が現実的です。
ただし下げすぎると手数料と送料で利益が消えるので、下限価格を先に決めます。
相場の確認は、公式が案内している価格の決め方の手順でも効率化できます。
販売前に基準を作っておけば、交渉に振り回されずに済みます。
価格の決め方も参考になります。
- 下限価格を先に決める
- 値下げは回数を決める
- 反応が弱いときだけ調整
- 送料込みの見せ方を統一
リサーチで外さない検索と絞り込み
古着は一点物が多いので、検索の精度とスピードがそのまま利益になります。
闇雲に眺めるより、絞り込み条件と見る順番を固定する方が強いです。
キーワードは構造で組み立てる
検索ワードは「ブランド」「アイテム」「特徴」の三段で組むと精度が上がります。
ブランドが広すぎる場合は素材や色で絞り、アイテムが広すぎる場合は型番に寄せます。
特徴語は便利ですが、誇張された説明も混ざるので写真確認が前提です。
自分の得意ジャンルは、よく使う語をテンプレにして保存しておくと速くなります。
- ブランド名を固定
- アイテム名を固定
- 特徴語を追加
- 不要語を除外
売り切れから逆算して仕入れ上限を決める
売り切れ相場を見たら、仕入れ上限を逆算して先に数字で固定します。
この上限を越える出品は、状態が良くても見送りにすると判断がブレません。
上限を決めると、値下げ交渉の提案額も自然に決まります。
上限は送料込みの想定で作ると、利益が残りやすいです。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | 売り切れ相場を確認 |
| 2 | 送料と手数料を仮置き |
| 3 | 目標利益を差し引く |
| 4 | 仕入れ上限を固定 |
絞り込みは状態と配送条件から入る
状態で「目立った傷や汚れなし」以上に寄せると、返品と低評価の確率が下がります。
配送条件は匿名配送や発送までの日数が安定している出品者を優先します。
価格だけで絞ると粗悪品が混ざるので、最後に価格帯で削るのが効率的です。
この順番を固定すると、仕入れ判断の速度が上がります。
- 状態を先に絞る
- 発送日数を確認
- 写真枚数で足切り
- 最後に価格帯で調整
保存と通知で取り逃しを減らす
古着は同じ条件の出品が次にいつ出るか分からないので、保存機能が実務になります。
検索条件を保存して通知を受け取ると、張り付き時間が減って効率が上がります。
ただし通知が多すぎると判断が雑になるので、条件は絞って少数にします。
通知を受けたら、相場と状態だけ見て短時間で判断する癖をつけます。
| 機能 | 使い方 |
|---|---|
| 検索保存 | 狙い条件を固定 |
| 通知 | 出品直後を拾う |
| ルール | 条件は少数に絞る |
| 判断 | 短時間で決める |
古着カテゴリー別の狙い目と回転
古着はジャンルごとに回転の速さとクレームの起きやすさが違います。
自分の運用に合うジャンルを選ぶと、作業量が減って利益が安定します。
Tシャツは薄利でも回転で勝つ
Tシャツはサイズの説明が簡単で、写真も撮りやすいので回転を作りやすいです。
薄手で発送しやすいので、送料の読める範囲で勝負できます。
ただし競合が多いので、プリントや年代など差別化ポイントが必要です。
利益よりも回転を重視して、在庫を回しながら相場感を育てます。
| 強み | 回転が速い |
|---|---|
| 注意 | 競合が多い |
| 差別化 | プリントや年代 |
| 向く人 | 初心者全般 |
アウターは季節で利益が変わる
アウターは単価が上がりやすい一方で、保管と発送の手間が増えます。
季節の立ち上がりに合わせると利益が出やすいですが、外すと長期在庫になりがちです。
毛玉や擦れが目立つので、状態が良い個体だけに絞るのが安全です。
季節要因を読むのが苦手なら、まずは薄手の羽織から入るのが無難です。
- 季節の前に仕入れる
- かさばり送料を読む
- 状態差が大きい
- 写真の質が重要
デニムはサイズと裾の情報が命
デニムはブランドが強いジャンルですが、サイズ違いで売れ行きが大きく変わります。
ウエストと股下と裾幅が分かると、購入者の安心感が上がります。
裾上げの有無で価値が落ちることがあるので、写真で必ず確認します。
仕入れはサイズ情報が揃った出品だけに限定すると事故が減ります。
| 必須情報 | ウエストと股下 |
|---|---|
| 必須情報 | 裾上げの有無 |
| 注意点 | 色落ちの個体差 |
| 狙い | 定番モデル |
小物で平均単価を底上げする
帽子やベルトなどの小物は、発送しやすく送料を抑えやすいのが魅力です。
服よりサイズ問題が少ないので、クレームが減りやすい傾向があります。
一方で偽ブランドが混ざりやすい領域でもあるので、真贋の見極めが必須です。
小物は一点利益を狙うより、平均単価を上げる目的で組み込むと強いです。
- 発送しやすい
- サイズトラブルが少ない
- 真贋リスクに注意
- 平均単価の底上げ向き
トラブル回避と規約の地雷
古着の仕入れは、利益より先にルールとトラブル対応を固めると長く続きます。
特に真贋と返品と禁止表記は、知らないと一発でアカウントに傷がつきます。
真贋が不明なブランド品は触らない
正規品と確証がないブランド品の出品は、メルカリで禁止されています。
出品時に「偽物と明記」しても禁止であり、法律違反となり得る点も明記されています。
仕入れの段階でも、真贋に不安がある時点で見送る方がリスクが小さいです。
根拠として、公式の禁止事項を必ず確認してから運用します。
偽ブランド品、正規品と確証のないものを参照してください。
- 購入経路が不明は避ける
- 証明が弱い出品は見送る
- ロゴだけで判断しない
- 不安なら買わない
禁止出品物の範囲を先に把握する
古着自体は一般に出品できますが、カテゴリ周辺には禁止物が混ざります。
例えば使用済み下着類などは明確に禁止であり、関連アイテムも注意が必要です。
仕入れ対象を広げる前に、禁止項目の一覧を一度通読しておくと安全です。
判断に迷うときは、公式ガイドに戻る癖をつけます。
禁止されている出品物を確認してください。
- 使用済み下着類は不可
- 危険物や医薬品は不可
- 盗品の疑いは不可
- 知的財産侵害は不可
返品とキャンセルの流れを理解しておく
返品は感情的になりやすいので、公式の手順に沿って淡々と進めるのが基本です。
取引完了後はキャンセルできないため、評価前に状況整理をする必要があります。
返品時はメルカリ便が使えない点など、実務で詰まりやすい注意点があります。
出品者としては、到着時の状態確認とメッセージの記録を丁寧に残すのが防波堤になります。
| 原則 | 評価前に相談 |
|---|---|
| 注意 | 取引完了後は不可 |
| 実務 | 返品時はメルカリ便不可 |
| 対策 | やり取りを記録 |
返品不可の記載は地雷になる
説明文に「返品に応じない」と書けば安心と思いがちですが、禁止されている表現です。
トラブルが起きたときに余計に揉める原因にもなるので、書かない方が得です。
代わりに、状態と採寸と注意点を具体的に書いて、誤解を減らします。
規約に沿った表現にするため、公式の禁止行為の案内を確認しておきます。
返品に応じないという記載の禁止を参照してください。
- 返品不可は書かない
- 状態を具体化する
- 採寸を明記する
- 写真の不足を避ける
要点だけで再現できる仕入れのチェックリスト
仕入れは、売り切れ相場から仕入れ上限を作って、上限を越える出品は迷わず捨てます。
情報量が少ない出品は安くても買わず、採寸と状態が揃った出品だけに寄せます。
手数料10%と振込200円と送料を固定費として先に引き、利益が残る前提でしか仕入れません。
ジャンルは一つに絞って回転を作り、検品と撮影と出品の作業をルーティン化します。
真贋が不明なブランド品と規約違反の地雷は最優先で避け、疑わしい時点で見送ります。
この型を守れば、仕入れの精度が上がり、在庫の質が上がり、結果として利益が残ります。
