学期末や卒業のタイミングで、使い終わった教科書をメルカリで売っていいのか迷う人は多いです。
結論はシンプルですが、教科書の種類や出品の仕方によってはトラブルになりやすい落とし穴があります。
この記事では、メルカリの禁止ルールや著作権の考え方を踏まえて、安心して出品するための判断基準と売れやすいコツを整理します。
メルカリで教科書は売っていい
メルカリの禁止出品物の一覧に「教科書そのもの」が名指しで禁止されているわけではないため、基本は実物の本として出品できます。
ただし、電子データ化やコピーが絡むと禁止に該当しやすく、義務教育の無償教科書はモラル面や学校ルールの確認が重要です。
迷ったら「実物の本を、権利侵害なく、入手経路に問題なく、状態を正しく伝えて売る」という原則に戻すのが安全です。
実物の教科書は原則として出品できる
メルカリの公式コンテンツでも参考書の出品方法が案内されており、本カテゴリ自体は一般に取引されています。
そのため、紙の教科書を一冊の本として発送する形であれば、ルール上は出品しやすいと考えられます。
一方で、出品物が禁止に当たるかどうかは事務局の判断で削除や制限になる場合がある点は押さえておくべきです。
出品前に、同じタイトルの教科書が取引されているか検索して相場観をつかむと、価格設定の失敗も減ります。
判断に迷う場合は、メルカリの「禁止されている出品物」や関連ガイドを先に確認すると安心です。
- 紙の本を発送する形に限定する
- 入手経路が正当なものだけにする
- 状態を過不足なく書く
- 学校配布品はルール確認を優先する
- 禁止物の例に近づく表現を避ける
電子データやコード類は出品禁止になりやすい
メルカリではダウンロードコンテンツなどの電子データの出品を禁止しており、書籍や文書のデジタルデータも対象に含まれます。
そのため、教科書をスキャンしたPDFや、ダウンロード用のコード、データを受け取れる権利の販売は避けるべきです。
紙の教科書を売るつもりでも、説明文で「PDFも送ります」のように書くと一発でアウトになり得ます。
また、データ送付をしなくても「電子コードを印刷して送る」形も禁止に含まれるため注意が必要です。
教科書に限らず、データ絡みの出品はトラブルが多い領域なので、実物配送に徹するのが最も安全です。
| 出品の形 | 扱いの目安 |
|---|---|
| 紙の教科書を発送 | 一般に出品されている |
| スキャンPDFを販売 | 電子データで禁止 |
| ダウンロード用コードを販売 | コードも禁止対象 |
| コードを印刷して同封 | 印刷しても禁止対象 |
根拠として、電子データの出品禁止はメルカリ公式ガイドに明記されています。
メルカリ公式:ダウンロードコンテンツ等の電子データの禁止を一度確認しておくと判断が早くなります。
コピーやスキャン前提の出品は著作権トラブルを招く
メルカリは知的財産権を侵害する商品の販売を禁止しており、著作権侵害につながる出品は削除や制限の対象になり得ます。
教科書の中身を丸ごとコピーしたものや、コピーを同梱する行為は権利侵害の典型例になりやすいです。
また、説明文で「スキャンしやすい」「自炊用」などと強調すると、権利侵害を助長すると見なされるリスクが上がります。
裁断済みの本自体は一律に違法と断定できない場面もありますが、出品の意図が電子化や複製を連想させると危険です。
安全側に倒すなら、複製やデータ化を連想させる言い回しを避け、実物の本としての状態説明に徹するのが無難です。
- 本文のコピー同梱は避ける
- スキャンや自炊を連想させる文言は避ける
- 写真は表紙と背表紙と中の状態に絞る
- 出版社名と版を正しく記載する
- 不安なら裁断済みは出品しない
知的財産権の考え方はメルカリ公式の禁止事項にも明記されています。
メルカリ公式:知的財産権を侵害するものを確認しておくと、危ない線引きが見えます。
義務教育の教科書はモラルと学校ルールも確認する
小中学校の教科書は、国の制度により無償で給与される仕組みが整っています。
文部科学省も「義務教育教科書無償給与制度」として対象や経緯を説明しており、国費で購入された教科書が児童生徒へ給与される流れが示されています。
この背景から、義務教育の教科書を売ることに抵抗がある人がいるのも事実で、学校や自治体の考え方が関わる場合があります。
必ずしも法律上すぐ違法と断定できる話ではありませんが、学校から返却指示がある、記名がある、配布物として管理されている場合は売らない判断が安全です。
迷うなら、同じ学校の後輩や保護者間で譲る、資源回収に出すなど、別の手放し方も検討できます。
| 確認ポイント | 見るべきところ |
|---|---|
| 無償給与か | 小中の教科書は制度上無償が基本 |
| 返却指示の有無 | 学校の案内や学年末の連絡 |
| 記名や個人情報 | 名前欄やプリント挟み込み |
| 配布物の扱い | 学校配布の副教材や資料集 |
制度の概要は文部科学省のページが一次情報として参考になります。
文部科学省:教科書無償給与制度を確認すると背景が理解しやすいです。
予備校や塾の教材は転売禁止の表記に注意する
大学受験や資格の講座で配られる教材には、受講契約に基づいて提供されるものがあります。
その場合、教材に「譲渡不可」「転売禁止」などの注意書きがあると、契約違反のトラブルに発展する可能性があります。
メルカリのルール以前に、提供元との契約条件が優先される場面があるため、表紙や奥付の注意書きは必ず確認してください。
特に、テスト問題や講義プリントのような著作物は、コピーや転載は禁止配布が問題化しやすい領域です。
安全のため、提供元の利用規約や教材の注意書きに抵触する可能性があるものは出品しない判断が賢明です。
- 教材に転売禁止の記載がないか確認する
- 講座の利用規約で譲渡制限がないか確認する
- 模試やテスト問題は特に慎重に扱う
- プリント類は個人情報も混ざりやすい
- 迷う教材は出品しない
書き込みや付属品欠品はルールより先に信頼を落とす
教科書は「状態の誤認」が起きやすく、取引トラブルの多くはルール違反ではなく説明不足から起こります。
マーカーの有無、ページ折れ、名前の消し跡、付属CDや別冊の欠品などは、購入者の満足度に直結します。
状態を隠すと返品交渉になりやすく、結果として評価が下がって今後も売れにくくなります。
書き込みがあっても需要がある教科書はありますが、写真と説明で正直に伝えることが前提です。
特に学年や版が重要な教科書は、相違があるとクレームになりやすいので、情報の精度を上げましょう。
| 状態項目 | 書くべき例 |
|---|---|
| 書き込み | 鉛筆で数ページのみ、消し跡あり |
| マーカー | 要点にラインあり |
| 折れ | 角に軽い折れあり |
| 付属品 | 別冊あり、CDなし |
| 記名 | 記名なし、または消し跡あり |
売れやすい教科書の条件
教科書は需要がある一方で、版や年度が合わないと買われにくい商品でもあります。
購入者は「授業で使えるか」「試験範囲に合うか」を重視するため、情報の出し方で売れ行きが大きく変わります。
売れやすさを上げるコツは、必要情報を短時間で判断できるように提示することです。
版と年度が一致すると購入されやすい
同じ科目名でも、改訂で章立てや問題番号が変わることがあり、購入者は手元の授業に合う版を探しています。
そのため、表紙の年度表記や改訂版の記載、奥付の発行年を明記すると、ミスマッチが減ります。
学校採用の教科書は採択年度の影響もあるため、購入者が確認できるよう写真を用意するのが効果的です。
情報が少ない出品は不安からスルーされやすいので、必要最小限の根拠写真を用意しましょう。
「最新かどうか」を断定するより、「何年発行の版か」を正確に伝える方が信頼されます。
| 書く情報 | 確認できる場所 |
|---|---|
| 改訂版表記 | 表紙や裏表紙 |
| 発行年 | 奥付 |
| 出版社名 | 表紙や奥付 |
| ISBN | バーコード付近 |
| 対象学年 | 表紙の記載 |
セット売りは検索に強くなる
単品よりも「教科書+問題集」「同学年の複数冊まとめ」といったセットは、購入者の手間を減らします。
特に新学期前は一括で揃えたい需要があり、多少高くても買われやすい傾向があります。
ただし、セットにすると送料が上がるため、発送方法まで含めた利益計算が必要です。
セット内容はタイトルを箇条書きにして、誤解が起きないようにするのが基本です。
バラ売り相談を受ける場合は、手数料と送料を差し引いた利益が残るかを先に計算してから返答しましょう。
- 同学年の主要教科をまとめる
- 教科書と対応問題集を組み合わせる
- 資格なら同シリーズで揃える
- 欠品があるものは分けて出す
- 重すぎるセットは送料に注意する
状態説明は短くても具体的にする
教科書の説明文は長文よりも、購入者が気にするポイントに絞った方が読まれます。
「書き込みの有無」「記名の有無」「折れや汚れ」「付属品」「使用期間」を具体的に書くと安心材料になります。
反対に「きれいです」だけだと個人差が大きく、トラブルの温床になります。
写真は表紙、背表紙、角の傷み、書き込み例の近接、奥付の順に揃えると信頼が上がります。
購入者が質問しなくても判断できる状態まで整えると、値下げ交渉も起きにくくなります。
- 書き込みは範囲を数で示す
- 汚れは場所を示す
- 付属品は有無を断言する
- 記名は消し跡も含めて書く
- ペットと喫煙の有無も需要がある
価格は相場と送料を基準に決める
教科書は新品価格が高いものもありますが、中古は版の古さや書き込みで値下がりします。
最初に同一商品を検索して、直近の売り切れ価格を目安にすると外しにくいです。
送料は出品者負担が一般的なので、サイズと重さを想定して上乗せする必要があります。
値下げ交渉を想定するなら、最初から少しだけ余白を持たせるのも一つの手です。
売れ残ると改訂で価値が下がることもあるため、学期末から新学期前は早めの出品が有利です。
| 費用要素 | 考え方 |
|---|---|
| 販売手数料 | 売上から一定割合が差し引かれる |
| 送料 | 厚みと重さで大きく変わる |
| 梱包材 | 防水と折れ防止に最低限必要 |
| 値下げ余地 | 交渉を受けるなら少し確保する |
出品前に確認したい禁止ルール
教科書の出品で問題になりやすいのは、商品そのものよりも「売り方」が禁止に触れるケースです。
メルカリのガイドは、電子データや知的財産権侵害など、トラブルが起きやすい領域を明確に禁止しています。
出品前にチェック項目を作り、危ない要素を潰してから出すと安心です。
電子データの禁止を最優先で理解する
メルカリではデジタルコンテンツの出品が禁止されており、書籍や文書のデータも例示されています。
そのため、教科書の画像データ、PDF、ダウンロードURL、コードなどを売買するのは避けるべきです。
説明文で「データ送付」や「ダウンロードできる」ことを匂わせるのも危険です。
紙の教科書でも、画像を大量に載せすぎると中身の複製に近い印象を与えるため、必要最小限の写真に留めます。
不安なら、公式ガイドを読み、禁止例に近づく表現を削ってから出品してください。
- PDFやデータ送付はしない
- コードやURLの提供はしない
- 中身写真は最小限にする
- 説明文で電子化を連想させない
- 購入者から要求されても断る
メルカリ公式:電子データの禁止は教科書出品の判断軸になります。
著作権など知的財産権の侵害は削除対象になる
メルカリは知的財産権を侵害するものの販売を禁止しており、権利者の許諾がない利用で侵害になる可能性があると説明しています。
教科書のコピー、海賊版、権利侵害の疑いがある教材は、出品そのものがリスクになります。
また、模試やテスト問題のように権利者が明確なものは、転売が問題になりやすいので慎重に判断してください。
取引が成立しても後から削除やキャンセルになる可能性があるため、権利周りの不安があるなら出さないのが安全です。
不安な場合は、商品名と「転売禁止」「譲渡禁止」で検索し、提供元の明記を確認してから判断しましょう。
| リスクが高い例 | 理由 |
|---|---|
| コピー同梱 | 複製で侵害になりやすい |
| スキャンデータ販売 | 電子データで禁止かつ侵害 |
| 海賊版や出所不明 | 権利侵害の疑いが強い |
| 転売禁止の教材 | 契約違反の恐れ |
メルカリ公式:知的財産権を侵害するものは必ず一度目を通すべきです。
個人情報の混入は教科書で起きやすい
教科書には記名欄があり、出品者が気づかないまま個人情報が残っていることがあります。
プリントや名簿、学級通信が挟まったままだと、第三者の情報が漏れる恐れがあります。
出品前に必ず全ページをパラパラ確認し、挟み込みを抜き、記名は消すか切り取りの判断をします。
写真にも名前が写り込まないよう、撮影前にチェックしてから掲載してください。
少し手間でも、個人情報の事故は一度起きると取り返しがつかないため最優先で対策しましょう。
- 記名欄は必ず確認する
- 挟み込みの紙はすべて抜く
- 写真に名前が写らないようにする
- 購入者に住所や氏名を求めない
- 学校名など特定情報も必要以上に書かない
トラブルを防ぐ出品文の書き方
教科書は状態の差が大きく、受け取り後のギャップで揉めやすいカテゴリです。
トラブルの多くは「説明が曖昧」「写真が足りない」「付属品の誤解」で起きます。
短くてもよいので、誤解が起きない文章と写真のセットを作るのがコツです。
書き込みは隠さず範囲を明記する
書き込みを隠すと、到着後に「説明と違う」と判断されやすく、返品や悪い評価につながります。
鉛筆の書き込みは消せる場合もありますが、消し跡があるならその点も含めて書くべきです。
マーカーは写真で一例を見せ、「何ページ程度か」を文章で補うと納得されやすいです。
ページ折れや汚れも同様で、場所と程度を伝えるとトラブルが減ります。
完璧な美品でないほど、具体性が信頼になります。
- 書き込みはページ数の目安を書く
- マーカーは色と範囲を書く
- 消せるかどうかを断定しない
- 汚れは位置を説明する
- 気になる箇所は写真を追加する
写真は判断材料になる順に並べる
購入者は写真を見て一瞬で買うか決めるため、見せる順番が重要です。
表紙、背表紙、角の傷み、目次、奥付の順にすると、版や状態が短時間で判断できます。
書き込みがある場合は、全体が分かる写真と近接写真を一枚ずつ用意すると誤解が減ります。
光の反射で見えない写真は不信感につながるため、自然光か明るい室内で撮るのが基本です。
写真に個人名が写り込まないよう、撮影前に必ず確認してください。
| 写真の順 | 目的 |
|---|---|
| 表紙 | 商品特定と第一印象 |
| 背表紙 | タイトルと版の確認 |
| 角や側面 | 傷み具合の確認 |
| 目次 | 内容の一致確認 |
| 奥付 | 発行年や出版社確認 |
購入者の不安を先回りして潰す
教科書は「授業で使えるか」「最新版に近いか」「付属品が揃っているか」が不安要素になりやすいです。
そのため、版と発行年、付属品の有無、書き込みの有無を最初に書くと質問が減ります。
発送までの日数も明記すると、学期開始直前の購入者に選ばれやすくなります。
匿名配送を使う場合は、配送方法名を書けば安心感が上がります。
購入後のメッセージでは、発送予定日と梱包の簡単な説明を添えると評価が安定します。
- 版と発行年を最初に書く
- 付属品の有無を断言する
- 発送までの日数を具体化する
- 配送方法を明記する
- 梱包の方針を一言添える
発送方法と梱包のコツ
教科書は紙なので、水濡れと折れが最大の敵です。
送料を抑えたい気持ちよりも、確実に届く梱包を優先した方が結果的にトラブルが減ります。
特に厚い教科書はサイズ超過で送料が跳ねるため、事前に目安を立ててから出品するのが大切です。
送料は厚みと重さで決まる
教科書は見た目以上に重く、複数冊セットは送料負けしやすいです。
出品前に重さを量れない場合でも、薄い単行本より送料がかかる前提で価格を組み立てます。
配送方法は、匿名配送を選ぶと住所を出さずに取引できるため、初心者ほど安心です。
ただし、匿名配送でもサイズ上限はあるので、厚いセットは分割出品も検討してください。
送料込みにするなら、梱包後のサイズ感を想定しておくと利益が残りやすいです。
| パターン | 考え方 |
|---|---|
| 薄い1冊 | 小型で送れる可能性が高い |
| 厚い1冊 | 厚み超過で送料が上がりやすい |
| 複数冊セット | 重さで送料負けしやすい |
| 高額セット | 補償のある配送を優先する |
防水と折れ防止だけは必ずやる
水濡れは紙の価値を一気に下げるため、防水は必須です。
透明袋やビニールで包み、封筒や箱の中で動かないように固定します。
角が潰れやすいので、段ボール紙を一枚添えるだけでも到着時の印象が良くなります。
厚い教科書を封筒で送る場合は、口が開かないようにテープで補強します。
過剰包装より、最低限の対策を丁寧にやる方が評価につながります。
- 透明袋で防水する
- 段ボール紙で折れを防ぐ
- 封筒の口はテープで補強する
- 箱の中で動かないよう固定する
- 梱包材は清潔なものを使う
発送連絡は短くても丁寧にする
教科書は「いつ届くか」が重要な買い物なので、発送の見通しがあると安心されます。
購入後すぐに発送日を伝え、発送後は追跡ができる方法なら反映までの時間も添えると親切です。
悪天候や繁忙期は遅れやすいので、断定しすぎず目安で伝える方がトラブルになりにくいです。
到着後に確認してもらう一言を添えると、受取評価までがスムーズになります。
丁寧さはコストがかからない強い差別化になります。
- 発送予定日を最初に伝える
- 発送完了後に連絡する
- 反映まで時間がかかる可能性も添える
- 到着確認のお願いを一言添える
- 急かす文面は避ける
教科書を気持ちよく手放すための要点
メルカリで教科書を売っていいかの答えは、紙の実物を出す限りは出品しやすいという点にあります。
一方で、スキャンPDFなどの電子データはメルカリの禁止出品物に当たりやすく、著作権侵害にも直結するため避けるべきです。
義務教育の無償教科書や塾教材は、制度や契約の背景があるので、学校ルールや転売禁止表記を確認してから判断するのが安全です。
売れやすさは版と年度の明記、状態の具体説明、写真の順番、送料を見据えた価格設定で大きく改善します。
ルールとマナーを押さえた出品は、トラブルを減らし、必要としている人に教科書を無駄なく届ける近道になります。
参考書の出品方法はメルカリ公式でも紹介されているので、基本の流れを把握してから出すと失敗しにくいです。
メルカリ公式:参考書を売る方法もあわせて確認すると、写真や説明の作り方のヒントになります。

