古着バイヤーの副業は、やり方さえ外さなければ少ない時間でも利益を積み上げやすい選択肢です。
一方で、仕入れの精度と在庫の回転が噛み合わないと、家に服が増えるだけで赤字になりやすい側面もあります。
この記事は、古着を買い付けて売る流れを「月5万円を現実にする設計図」として整理します。
さらに、古物商許可や確定申告などの落とし穴も押さえ、長く続く形に整えます。
古着バイヤーの副業は月5万円なら現実的
結論として、古着バイヤーの副業は月5万円なら現実的です。
ただし、商品を見る目よりも「仕入れ単価」「手数料」「送料」「回転」の設計が先です。
ここを最初に固めると、短時間でもブレずに積み上がります。
月5万円の現実ライン
月5万円は、利益1,000円の商品を50点作るか、利益2,500円の商品を20点作るかの世界です。
副業では作業時間が限られるため、薄利多売よりも中利を狙うほうが現実的です。
最初は「まず月1万円→月3万円→月5万円」と段階を作ると失速しにくいです。
- 利益目標は「月」より「週」で管理する
- 回転が遅い高単価に寄せすぎない
- 写真と説明の型を先に作る
- 発送を週2回など固定ルールにする
利益計算で外せないコスト
古着は仕入れ値だけでなく、販売手数料と送料で利益が崩れやすいです。
たとえばメルカリは販売手数料が販売価格の10%であることが明示されています。
Yahoo!フリマは販売手数料が5%である旨が案内されています。
| 項目 | チェックすること |
|---|---|
| 販売手数料 | 出品先の料率と差し引きタイミング |
| 送料 | サイズ別の実費と梱包材のコスト |
| 仕入れ | 平均仕入れ単価と値下げ余地 |
| 値下げ | 売れ残りの処分ルール |
| 参考 | メルカリの手数料/Yahoo!フリマの販売手数料 |
向いている人の特徴
古着バイヤー副業は、作業を「型」にできる人ほど伸びます。
センスだけで勝負すると再現性がなく、忙しい時期に崩れます。
逆に、数字と手順を淡々と回せる人は安定します。
- 相場検索を習慣化できる
- 写真撮影と採寸をルーティン化できる
- 売れ残りを損切りできる
- トレンドより回転を優先できる
失敗しやすい落とし穴
失敗の多くは、仕入れの段階で「売れる理由」を言語化できていないことです。
次に多いのは、サイズ表記と状態説明が雑で、返品や低評価につながるケースです。
最後に、梱包と発送が面倒になり、出品が止まって収益が止まります。
| 失敗パターン | 起きやすい原因 |
|---|---|
| 安いから仕入れる | 売れる根拠がなく在庫が増える |
| ブランドだけで仕入れる | サイズと状態で売れ方が変わる |
| 説明が短すぎる | 購入後のギャップでトラブル |
| 発送が遅れる | 作業時間の固定がない |
最短で始めるロードマップ
最短で始めるなら、最初の30日は「練習」を徹底したほうが結果が早いです。
いきなり大量仕入れをすると、撮影や採寸で詰まり、出品が止まります。
まずは小さく回して、勝ち筋だけを増やします。
- 10点だけ仕入れて出品の全工程を体験する
- 売れた理由をメモして「仕入れ条件」に反映する
- 同条件で追加仕入れして再現性を確認する
- 週の作業枠を固定し、生活に組み込む
仕入れ先の選び方で勝負が決まる
古着バイヤー副業は、販売より仕入れで8割が決まります。
仕入れ先ごとに「相場」「当たり外れ」「検品の手間」が違うため、目的別に使い分けるのが基本です。
ここでは、国内と海外の現実的なルートを整理します。
国内の仕入れルートの現実
国内は小さく始めやすく、失敗しても学びが早いのが強みです。
一方で、誰でも行ける場所は競争が強く、差が出にくいです。
最初は回転重視で「売れる型」を作るのが得策です。
- リサイクルショップは状態の安定が強み
- フリマは当たりがあるが検品の手間が増える
- 古着イベントは情報量が多く相場観が育つ
- 閉店セールは短期勝負で大量に見れる
海外買付のメリットと注意点
海外買付は単価差が出る一方で、移動時間と失敗コストが重くなります。
副業では、旅行のついでに小ロットから試すのが現実的です。
まずは「国内で売れる型」を作ってからのほうが安全です。
| 観点 | ポイント |
|---|---|
| 価格差 | 単価差よりも回転と品質が重要 |
| 時間 | 買付と検品と輸送で想定以上に溶ける |
| サイズ | 国ごとに表記が違い返品リスクが増える |
| 在庫 | まとめ仕入れは資金拘束が増える |
オンライン仕入れで外さないコツ
オンライン仕入れは時間効率が良く、深夜でも進められるのが副業向きです。
ただし写真だけで判断するため、状態の見極めが難しくなります。
評価と返品条件を必ず確認し、最初は低単価で慣れます。
- 評価の高い出品者から試す
- 実寸が書かれていない商品は避ける
- 汚れと毛玉の有無を質問で確認する
- 到着後すぐ検品して撮影まで一気に進める
仕入れ判断の基準を固定する
仕入れを安定させるには、感覚ではなく基準を固定することが近道です。
基準があると、迷う時間が減り、買いすぎも防げます。
初心者ほど、ルールを厳しめに設定して守るべきです。
| 基準 | 目安の考え方 |
|---|---|
| 利益 | 最低利益を決めて満たさないものは見送る |
| 回転 | 売れるまでの想定日数で上限を作る |
| 状態 | 補修コスト込みで採算が合うか |
| サイズ | 需要の多いサイズ帯を優先する |
古物商許可と税金を先に押さえる
古着を仕入れて販売するなら、法令と税務の理解が必要です。
特に古物商許可は、始めてから慌てやすい論点です。
副業でも、最低限のルールを知っておくと安心して伸ばせます。
古物商許可が必要になりやすいケース
古物の売買などを業として行う場合は、古物営業の許可が必要である旨が警察の案内に示されています。
副業でも「仕入れて売る」を反復継続する形なら、早めに管轄警察署で確認するのが安全です。
手数料や標準処理期間の目安も案内されています。
| 確認したいこと | 見るべきポイント |
|---|---|
| 対象 | 仕入れを伴う販売かどうか |
| 手数料 | 申請手数料の有無と金額 |
| 期間 | 許可までの目安日数 |
| 窓口 | 営業所所在地を管轄する警察署 |
| 参考 | 警視庁の古物商許可申請/大阪府警の古物商許可申請 |
事業所得と雑所得の考え方
副業の申告区分は、実態により事業所得か雑所得かを判断する考え方が示されています。
帳簿書類の保存の有無が取り扱いに影響し得る点も、通達で触れられています。
迷う場合は、帳簿を作り、収支が追える形にしてから税務相談につなげるのが現実的です。
- 売上と経費を日付付きで記録する
- 仕入れはレシートと商品メモを紐づける
- 配送費と梱包材も経費に入れる前提で管理する
- 根拠として通達や解説を確認する
在庫の扱いで利益がズレる
古着は在庫が残ると、見た目の売上と実際の利益がズレます。
仕入れた分をすべて当月経費にすると、期末在庫が多い年は数字が歪みやすいです。
最初から在庫一覧を作り、棚卸しを想定した管理にしておくと安心です。
| 項目 | 管理のコツ |
|---|---|
| 在庫ID | タグ番号や管理番号で一意化 |
| 仕入れ日 | 月次で回転を見れるようにする |
| 仕入れ値 | 送料や補修費も含めて把握する |
| 販売先 | 手数料の違いを後から分析できる |
会社バレを避ける運用
副業規定がある会社では、先に就業規則の確認が必要です。
また、発送名や取引メッセージなど、生活圏に情報が漏れるポイントもあります。
できる範囲で匿名性と一貫性を整えるとストレスが減ります。
- 発送方法は匿名配送を優先する
- プロフィールは過度な個人情報を書かない
- 作業時間を固定して生活の乱れを防ぐ
- 収支を整えて税務面の不安を減らす
売れる古着は「商品化」で差がつく
同じ古着でも、売れるかどうかは「商品化」の出来で変わります。
副業は時間が限られるため、商品化の型を作るほど効率が上がります。
ここでは、撮影と説明と状態整備の最短ルートをまとめます。
クリーニングとメンテで価値を上げる
古着は状態が価格の土台なので、軽い手入れで売れやすさが大きく変わります。
完璧を狙うより、購入者の不安を消すレベルを安定させるのが重要です。
「やることを固定する」だけで、作業時間も短くなります。
- 毛玉取りは必須工程にする
- シワはスチームで整える
- 匂いは陰干しと保管で対策する
- シミは無理に落とさず正直に記載する
写真と説明文の型を作る
写真と説明は、購入者の不安を消すための情報提供です。
型がないと毎回悩み、出品が止まって利益が止まります。
最初にテンプレを作り、全商品に同じ流れで当てはめます。
| 項目 | テンプレの例 |
|---|---|
| 写真 | 全体前後/タグ/傷や汚れ/採寸部位 |
| 状態 | 使用感の程度と具体的な難点 |
| サイズ | 実寸と着用感の目安 |
| 発送 | 発送目安日と梱包方法 |
値付けは回転優先で設計する
副業は在庫を抱えるほど資金が止まり、モチベーションも落ちます。
最初は高値狙いより、売れて経験値が増える価格帯に寄せるのが堅実です。
値下げのルールを決めるだけで、売れ残りが減ります。
- 出品直後は相場の中央値で置く
- 7日で反応が薄ければ小幅に下げる
- 30日で売れないものは損切りの対象にする
- 回転が速いカテゴリを増やして安定させる
返品やクレームを減らす
トラブルは時間を奪うため、副業では致命的になりやすいです。
予防の中心は、状態とサイズの情報を出し切ることです。
起きた時の対応を決めておくと、感情的な消耗も減ります。
| 論点 | 対策 |
|---|---|
| サイズ違い | 実寸と測り方を明記する |
| 状態の認識差 | 難点は写真で見せて文章でも書く |
| 発送遅れ | 発送曜日を固定して守る |
| 梱包事故 | 防水と緩衝を最低限の標準にする |
伸びる人は運用の仕組みを先に作る
古着バイヤー副業は、気合いより仕組みで伸びます。
毎回ゼロから判断すると疲れて続かないため、判断を減らす設計が重要です。
ここでは、月5万円を安定させる運用の型を紹介します。
週次の作業配分を固定する
副業は時間が限られるため、やる日を決めるほど継続が簡単になります。
おすすめは「仕入れ日」「商品化日」「出品日」「発送日」を分ける方法です。
毎日少しやるより、まとまった時間で一気に進めるほうが進捗が出ます。
- 仕入れは週1回にまとめる
- 撮影と採寸は同日にまとめる
- 出品はテンプレで短時間にする
- 発送は週2回などルール化する
売れ筋分析で仕入れ精度を上げる
伸びる人は、売れた商品の共通点を必ず言語化します。
感覚ではなく、記録から仕入れ条件を更新することで勝率が上がります。
最初は難しく感じても、項目を絞れば続きます。
| 記録項目 | 見る目的 |
|---|---|
| カテゴリ | 回転が速いジャンルを増やす |
| サイズ | 売れやすいサイズ帯を把握する |
| 仕入れ値 | 利益が出た価格帯を固定する |
| 販売日数 | 滞留の上限を決める |
販路を分けてリスクを下げる
販路を一つに絞ると、アルゴリズムや季節要因で売れ方が急に変わります。
副業では売上のブレが精神的にきついため、販路分散が効きます。
ただし増やしすぎると管理が崩れるので、二つまでが現実的です。
- メイン販路を一つ決める
- サブ販路は手数料と客層で選ぶ
- 同時出品のルールを決めてミスを防ぐ
- 売れたら即取り下げる運用を徹底する
資金繰りと在庫上限を決める
古着副業は、資金が在庫に変わるビジネスです。
在庫上限がないと、家計を圧迫しながら回転が落ちていきます。
最初に「在庫点数」と「仕入れ予算」の上限を決めると破綻しにくいです。
| ルール | 決め方の例 |
|---|---|
| 在庫上限 | 家に置ける量ではなく回せる量で決める |
| 仕入れ予算 | 月の利益目標から逆算して上限を置く |
| 損切り | 30日で売れなければ値下げか処分 |
| 再投資 | 利益の一部だけを仕入れに回す |
続く古着バイヤー副業は小さく勝って積み上げる
古着バイヤー副業は、仕入れと回転の設計ができれば月5万円は現実に届きます。
最初は国内の小ロットで回し、商品化のテンプレを作って出品の速度を上げるのが近道です。
同時に、古物商許可や申告区分などのルールを先に確認し、後から慌てない形に整えることが大切です。
最後はセンスより仕組みなので、週次の作業配分と記録を固定し、小さな勝ちを積み上げていけば安定して伸びます。
今日できる一歩として、まず10点だけ仕入れて出品し、売れた理由をメモして次の仕入れ条件に反映してください。
その繰り返しが、古着を仕事に寄せていく最短ルートになります。
参考:メルカリの手数料
参考:警視庁の古物商許可申請
参考:大阪府警の古物商許可申請

