古着仕入れは個人でもできる|小ロットから始める仕入れ先と許可のポイント!

大量の段ボール箱と梱包資材が並ぶ倉庫内の様子
仕入れ

古着を仕入れて販売したいけれど、個人だとどこから仕入れればいいのか迷いやすいです。

結論から言うと、個人でも仕入れルートは複数あり、資金と手間のバランスで選べます。

ただし、仕入れ方によっては古物商許可が必要になったり、本人確認や帳簿のルールが絡んだりします。

最初は小さく試して、売れ筋と作業量を見ながら仕入れ先を増やすと失敗しにくいです。

この記事では、個人向けの現実的な仕入れ先、許可の考え方、失敗を避ける基準作りを順に整理します。

古着仕入れは個人でもできる

スマートフォンと付箋やペンが置かれたデスク

個人の古着仕入れは、リユース店から卸まで幅があり、段階的に広げるほど安定します。

まずは仕入れルートを整理する

個人の仕入れは、最初から卸にこだわるより、複数ルートを並行で試す方が早いです。

ルートごとに必要な資金、検品の手間、当たり外れの幅が違います。

自分の販売先と作業時間に合うルートから始めると継続しやすいです。

ルート リユース店、フリマ、卸、古物市場
向く人 資金少なめなら店舗、量重視なら卸
メリット 安定、安い、量、掘り出し
注意点 検品、送料、最低ロット、ルール

近所のリユース店は最初の練習場

個人が最初に勝ちやすいのは、近所のリユース店で目利きと相場感を鍛える方法です。

商品を触れて状態を確認できるので、ネット仕入れより失敗の原因を特定しやすいです。

利益が薄くても経験値が貯まり、次の仕入れ先に移る判断が早くなります。

  • 状態の基準が作りやすい
  • サイズ感と生地感を学べる
  • 返品可否を店ごとに確認できる
  • 仕入れの回転を小さく試せる

フリマアプリ仕入れは規約と目利きが鍵

フリマ仕入れは、相場より安い出品を拾えれば強い一方で、状態差と真贋リスクが上がります。

また、営利目的の反復継続に当たるかどうかで、古物営業の考え方が絡むことがあります。

まずはルール面も含めて整理し、出品者とのやり取りに無理が出ない量から始めます。

確認点 採寸、汚れ、毛玉、匂い、穴
出品者対応 質問の返答速度、追加写真の可否
真贋面 タグ、縫製、付属品、購入経路
ルール メルカリの古物商許可案内を確認

古着卸倉庫のピックは小資金でも回る

卸倉庫のピックは、ベールより資金負担が小さく、個人が量を増やす段階で使いやすいです。

倉庫ごとにジャンルや価格体系が違うので、最初は少量で品質と当たりの傾向を見ます。

個人利用を前提に案内している事業者もあり、条件を読んでから予約や購入を進めます。

  • 小ロットで試しやすい
  • 現物を見て選べる場合がある
  • 売れ筋ジャンルだけ拾える
  • 価格体系の把握が最重要

OLD FLIPの個人仕入れ解説では、ピックやベールなど形態の違いが整理されています。

ベール仕入れは単価が下がる代わりに選別が必要

ベール仕入れは、単価が下がりやすい反面、内容が混在しやすく検品と選別の工数が増えます。

売れ筋が固まっていない個人がいきなり大口で買うと、不良在庫が残りやすいです。

ベールは出口戦略を先に用意し、捌き方まで含めて採算を見ます。

強み 仕入れ単価を下げやすい
難所 検品と仕分けの時間が増える
向く段階 売れ筋と販路が固まった後
対策 テスト購入、カテゴリ限定、処分ルート

オンライン卸は遠方でも仕入れを増やせる

近くに卸倉庫がない場合でも、オンライン卸で仕入れ候補を増やせます。

ただし送料と最低購入金額で実質単価が変わるため、カートに入れた時点で採算を確認します。

個人向けの案内があるサイトでも、取引条件と返品条件を最初に読みます。

  • 遠方でも仕入れを試せる
  • ジャンル別に探せる場合がある
  • 送料と最低購入金額に注意
  • 返品交換ポリシーを確認

例として、個人向けの案内を掲げる卸サイトに株式会社SPECの古着卸があります。

まとめ売り系の仕入れ候補としてはSMASELLの古着一覧のような形もあります。

古物市場や業者オークションは中級者向け

古物市場は、安価で安定仕入れができる一方で、参加条件や独特の流れがあるため準備が要ります。

相場感がない状態で参加すると、勢いで高値掴みしやすいです。

まずは見学や小口参加で癖を掴み、確実に売れる型番やカテゴリから入ります。

メリット 安価、回転が速い、仕入れが安定
注意点 参加条件、下見、当日の判断力
向く人 相場と検品ができる人
参考 古物市場を仕入れ先として推す解説

個人が古着を仕入れる前に押さえる法律と許可

梱包作業中の段ボールと緩衝材と白い箱

個人でも、営利目的で中古品を反復継続して扱うなら、古物営業の考え方を避けて通れません。

古物商許可が必要になる境目

不用品をたまに売るのと、仕入れて売るのでは、法的な位置づけが変わる可能性があります。

プラットフォーム側も、営利目的の中古取引が古物営業に当たり得る点を注意喚起しています。

仕入れを伴う販売を続けるなら、早めに許可取得を前提に動く方が安全です。

  • 不用品処分は原則として古物営業の対象外になりやすい
  • 仕入れて売る形は営利性が強くなりやすい
  • 判断は取引の実態で個別具体的になりやすい
  • メルカリの案内も併せて確認

申請手数料と期間の目安

古物商許可は、主たる営業所の所在地を管轄する警察署を窓口として申請する形が一般的です。

手数料は19,000円と案内する自治体が多く、審査期間は概ね40日程度の目安が示されています。

販売開始のスケジュールを逆算し、先に申請だけ通しておくと焦りが減ります。

申請手数料 19,000円
処理期間目安 概ね40日程度
窓口 主たる営業所を管轄する警察署
根拠例 大阪府警の案内神奈川県警の案内

帳簿と本人確認の考え方

仕入れを買取で行う場合は、本人確認や記録に関する考え方が重要になります。

取引形態や品目、金額によって確認の要否や運用が変わることがあり、曖昧なまま続けるのは危険です。

自分の仕入れがどの形に当たるかを整理し、必要な運用を先に整えます。

ネット販売の形態で必要事項が変わる

フリマ、EC、ショップ機能など、販売の形態が変わると必要な対応も変わります。

特に中古品を継続的に扱うショップ形態では、古物商許可の扱いが明示されやすいです。

販路を決める段階で、必要な準備と運用コストを織り込みます。

販売形態 個人間フリマ、ネットショップ、モール
確認 規約、ガイド、必要な登録
注意 営利性が強いと許可が重要
参考 ネットショップ開業と古物商許可

個人でも失敗しない仕入れ基準を作る

ミニカートと金色の缶詰が並ぶショッピングイメージ

仕入れ先より先に、何を買って何を買わないかの基準を作ると、在庫が軽くなります。

ジャンルを絞って回転を優先する

個人は資金より時間がボトルネックになりやすいので、回転の速いジャンルから始めるのが合理的です。

最初は好きな服より、売れやすい型とブランドでデータを作る方が伸びます。

ジャンルを絞るほど検品基準と撮影テンプレが固まり、作業が速くなります。

  • メンズかレディースを先に決める
  • 季節は先読みして仕入れる
  • カテゴリは3つ以内で固定する
  • 売れ筋を毎週見直す

サイズと状態は判断項目を固定する

仕入れで揉めやすいのは、サイズ感と状態の認識ズレです。

判断項目を固定すると、迷いが減り、説明文の品質も上がります。

基準を厳しくしすぎず、販売価格に見合う状態かで決めます。

サイズ 肩幅、身幅、着丈、袖丈
状態 シミ、穴、毛玉、ほつれ、色褪せ
匂い 保管臭、タバコ、香水
付属品 ベルト、ライナー、タグ

相場は販売先で逆算する

仕入れ値が安くても、販売先で売れないなら在庫として重くなります。

先に販売先の相場レンジを見て、そこから仕入れ上限を決めます。

相場確認は毎回やるのではなく、型番やカテゴリごとにテンプレ化します。

  • 販売価格の中央値を基準にする
  • 値下げ余地を先に確保する
  • 送料と手数料を先に引く
  • 回転日数で仕入れ上限を変える

仕入れメモで再現性を上げる

個人が伸びるかどうかは、当たりの理由を言語化できるかで決まります。

仕入れの条件をメモすると、同じ失敗を繰り返しにくくなります。

感覚ではなく、数字と事実で判断できる状態を作ります。

記録項目 仕入れ先、価格、カテゴリ、状態
販売結果 売値、日数、値下げ回数
学び 売れた理由、売れない理由
次の一手 仕入れ基準の修正点

資金が少ない個人向けの仕入れ手順

引っ越し準備のための梱包用品と電話機

個人は、最初の小さな勝ちを作ってから仕入れ量を増やすと資金ショートしにくいです。

最初の30点でテスト販売する

いきなり大量に仕入れるより、30点前後で回し、売れ筋と作業量を測ります。

売れた商品だけでなく、売れない商品もデータとして価値があります。

テストで基準が固まると、その後の仕入れが速くなります。

目標点数 30点前後
観測 閲覧数、いいね、成約率
修正 カテゴリ、価格、写真、説明
合格 再現できる当たりが出る

リペアと洗濯で粗利を守る

古着は仕入れの瞬間より、販売前の整え方で値段が変わります。

簡単なケアで見栄えが良くなるなら、利益率が上がりやすいです。

ただし時間をかけすぎると時給が落ちるので、作業の上限を決めます。

  • 毛玉取りは短時間で効果が出やすい
  • シワ取りで写真の印象が変わる
  • 匂い対策は保管とセットで行う
  • リペアは軽作業だけに絞る

送料と梱包を先に固定する

個人の利益を削るのは、想定外の送料と資材費です。

先に配送方法と梱包を固定すると、仕入れ時の判断が速くなります。

商品サイズが大きいカテゴリを扱うほど、送料の影響は大きくなります。

固定するもの 配送方法、サイズ区分、資材
計算順 売値→手数料→送料→仕入れ上限
注意 厚み制限、重量制限、破損対策
対策 サイズ別の上限仕入れ値を作る

仕入れ頻度を週単位で設計する

個人は、仕入れに行ける日が限られるため、週単位で仕入れと出品のリズムを決めます。

仕入れだけ増えて出品が追いつかないと、在庫が膨らんで苦しくなります。

週の中で撮影日と出品日を固定すると、継続しやすいです。

  • 仕入れは週1回から始める
  • 撮影はまとめて行う
  • 出品は毎日少しずつ積む
  • 在庫上限を数で決める

仕入れ先ごとのトラブルを避けるコツ

段ボールとノートパソコンでフリマ出品作業をする様子

仕入れ先は増やすほど強くなりますが、同時にトラブルの種類も増えるので型で回避します。

最低ロットと送料で赤字を防ぐ

卸やオンライン仕入れは、最低購入金額や送料で採算が崩れやすいです。

仕入れ単価だけで判断せず、着地単価で比較します。

赤字の多くは、計算漏れの積み重ねで起きます。

見落とし 送料、手数料、資材、返品不可
対策 着地単価で比較する
判断 売値の中央値から逆算
運用 仕入れ上限表を作る

偽物と盗品リスクを下げる

高単価ブランドほど、真贋トラブルは致命傷になりやすいです。

個人は、怪しい商品を避けるだけで期待値が上がります。

リスクを感じたら仕入れない基準を作るのが最短です。

  • タグと縫製の違和感を記録する
  • 相場より安すぎる出品は避ける
  • 仕入れ先を固定して信用を積む
  • 高単価は付属品と購入経路を重視

返品交換ポリシーを確認する

卸やオンラインは、返品交換の可否でリスクが大きく変わります。

条件が曖昧だと、届いた不良品を抱える原因になります。

最初は返品ルールが明確な取引先を選ぶと安心です。

確認 返品可否、期限、送料負担
不良の定義 穴、シミ、破れ、記載漏れ
証拠 開封動画、到着時写真
運用 初回はテスト購入にする

在庫の出口が詰まった時の処分

個人が止まる原因は、売れない在庫が溜まり作業が嫌になることです。

処分の出口を先に持つと、仕入れの判断が強くなります。

処分は損切りではなく、次の資金を作る行為として割り切ります。

  • 値下げのルールを日数で決める
  • まとめ売りで回転を上げる
  • 季節外は早めに整理する
  • 処分用の販路を一つ確保する

古着仕入れを個人で続ける要点

スマートフォンでフリマアプリを操作する手元のアップ

個人の古着仕入れは、リユース店やフリマで基礎を作り、卸やオンラインで量を補う流れが堅実です。

仕入れ先の拡大より先に、ジャンルと状態の基準を固定すると、在庫が軽くなります。

営利目的で継続するなら、古物商許可を前提にスケジュールを組み、運用ルールも整えます。

特に送料と最低ロットは見落としやすいので、着地単価で判断する癖をつけます。

最初は小ロットでテストし、売れた理由を記録して再現できる仕入れに変えていくことが近道です。

基準と仕組みが整えば、個人でも無理なく仕入れを増やして安定させられます。