古着せどりは稼げる?始める前に知るべき現実|仕入れと売り方で差がつく理由は?

ノートパソコンの上でスマートフォンを操作する手元
古着

古着せどりは、少額から始めやすい一方で、利益計算と目利きが甘いと「思ったより残らない」になりやすい副業です。

稼げるかどうかは、仕入れ値よりも「売れる場所」と「返品・状態トラブルの回避」で決まる場面が多いです。

この記事は、これから古着を仕入れて売る人が、損しやすい落とし穴を避けながら再現性を上げるための考え方をまとめます。

古着せどりは稼げる?始める前に知るべき現実

重ねて積まれた段ボールシートの側面

古着せどりで稼げるかは、相場観より先に「手数料・送料・原価」を引いた残りで判断するのが近道です。

特に低単価帯は、売れやすくても固定費が重くなり、作業量のわりに利益が薄くなります。

逆に、回転と単価のバランスが取れれば、在庫を抱えすぎずに利益を積み上げられます。

狙える金額は作業時間で変わる

古着せどりは、仕入れと検品と出品の合計時間がそのまま利益に影響します。

短時間で伸ばしたいなら、ジャンルを絞り、型番やブランドで判断できる商品を増やすのが現実的です。

最初は「月いくら」よりも「1回の仕入れでいくら残るか」を追うとブレにくいです。

  • 仕入れ→出品→発送の一連を1つの型にする
  • 写真と採寸はテンプレ化して時間を削る
  • 迷う商品は仕入れない基準を先に作る
  • 値下げ交渉を前提に価格帯を設計する

利益が残りやすい価格帯の目安

販売先の手数料と送料を考えると、一定以上の価格帯でないと利益率が急に落ちます。

特にフリマは販売手数料が販売価格に比例するため、原価率の上限を決めておくと安全です。

手取りのイメージは「販売価格−手数料−送料−原価−資材」で固定して考えます。

見るべき項目 販売価格から引かれる固定費
主な固定費 販売手数料・送料・振込/出金手数料・梱包資材
低単価の弱点 送料と資材が相対的に重くなる
中単価の強み 固定費を吸収しやすく回転も狙える
高単価の注意 真贋・状態説明の精度が求められる

稼げない人がハマる落とし穴

稼げない原因は、仕入れ先よりも「基準の曖昧さ」にあることが多いです。

なんとなく仕入れて、なんとなく値付けすると、売れても利益が残りません。

仕入れの基準は、初心者ほど数値で固定しておくと改善が早いです。

  • 手数料と送料を引いた手取りを見ていない
  • 汚れや毛玉などの減点を甘く見積もる
  • サイズ表記だけで買い、実寸差で返品される
  • トレンドだけ追い、季節外れの在庫が増える

強いジャンルは「型」がある

古着は一点物に見えても、売れ筋はある程度の型に収束します。

型がある商品は相場が読みやすく、写真と説明もテンプレ化できます。

まずは1カテゴリに寄せて、判断速度を上げるのが安定への近道です。

  • デニムやチノなど型番・サイズで判断しやすいもの
  • スウェットやパーカーなど回転が出やすい定番
  • ワーク・ミリタリーなどファン層が明確なもの
  • シャツやニットなど状態で価格差が出るもの

スマホ1台で始める最短ルート

最短で始めるなら、まずは販売先を1つ決め、撮影と出品の流れを固めます。

次に、仕入れは「試しの少量」を繰り返して、自分の当たり筋だけ残します。

資金よりも、判断基準と作業導線を先に整える方が失速しにくいです。

  1. 売る場所を決めて手数料と送料を把握する
  2. 撮影セットと採寸ルールを用意する
  3. 少量仕入れで相場観を作る
  4. 売れた理由をメモして型を増やす

古物商許可が必要になりやすいケース

古着を仕入れて転売する形が継続するなら、古物営業法の許可が必要になる場面が一般的です。

一方で、自分の不用品を売るだけなら許可が不要とされる説明が警察のQ&Aで示されています。

判断に迷うなら、管轄警察署の案内を確認し、早めに相談しておくと安心です。

確認観点 仕入れて売るかどうか
不要になりやすい例 自分の不用品のみを売る
必要になりやすい例 継続的に買い付けて販売する
参考情報 古物営業法Q&A/大阪府警本部
品目の根拠 古物営業法施行規則(衣類区分)

規約とマナーでアカウントを守る

古着せどりは、規約違反や対応品質の低下でアカウントが止まるリスクもあります。

特に説明不足と対応遅れは、評価低下だけでなく返品・返金にも直結します。

売上を作るより先に、やらないことを決める方が長く続きます。

  • 真贋が不明なブランド品は扱わない
  • 汚れや穴あきは写真と文章で明示する
  • 採寸は実寸で統一して記載する
  • 発送目安と連絡頻度のルールを決める

仕入れ先はどこがいい?安全に回す考え方

クローズアップされた梱包用のプチプチ(気泡緩衝材)

仕入れ先は「安い場所」ではなく「再現できる場所」を選ぶと安定します。

最初は仕入れ候補を増やしすぎず、同じ場所で回しながら目利きを育てる方が早いです。

仕入れの基準を統一し、仕入れ後の検品で損失を小さくします。

リサイクルショップは初心者の練習場

店舗仕入れは、現物を触って状態を確認できるのが最大の強みです。

値札の付け方や値下げタイミングなど、店ごとの癖を掴むと当たりが増えます。

まずは「見る棚」を固定し、判断速度を上げると成果が出やすいです。

  • 同一ブランドが集まる棚を優先する
  • 季節の変わり目に値下げが増えやすい
  • サイズレンジを絞って迷いを減らす
  • 持ち帰り後の再検品を前提にする

フリマ仕入れは相場の読み違いに注意

フリマ仕入れは時間効率が良い反面、写真と説明の情報量に依存します。

状態の不確実性が高いので、仕入れ値の上限を厳しめに置くのが安全です。

「送料込みか」「サイズ感が分かるか」を見て、仕入れの期待値を揃えます。

チェック項目 見るポイント
状態 毛玉・色褪せ・穴あき・臭いの記載
写真 タグ・素材・ダメージ部位の接写
サイズ 実寸の有無と誤差の許容
価格 手数料と送料を引いて利益が残るか

卸や古着倉庫は「基準」が命

まとめ仕入れは単価が下がりやすい一方で、外れも混ざりやすいです。

外れの比率を織り込んで単価計算しないと、在庫が増えて資金が詰まります。

初回は少量から始め、歩留まりを数字で把握してから拡大します。

  • 1点あたりの平均原価を必ず出す
  • 売れ残りの逃げ道を先に作る
  • 検品基準を写真で残してブレをなくす
  • 季節物は仕入れ時期を前倒しにする

仕入れ後の検品で利益を守る

検品は地味ですが、返品・クレームを減らし、結果的に時給を上げます。

汚れや破れの見落としは、値下げや返金で利益を一気に削ります。

チェック項目を固定して、毎回同じ順で確認します。

検品箇所 具体例
襟・袖 皮脂汚れ・黄ばみ・擦れ
脇・背中 汗染み・色落ち
裾・膝 擦り切れ・穴あき
におい タバコ・防虫剤・カビ臭

売れる商品を選ぶ目利きのコツ

桜の装飾と段ボール小包の春らしいイメージ

古着で売れる商品は、デザインだけでなく「検索されやすい情報」が揃っています。

ブランド名や型番、素材、サイズなど、買い手が比較しやすい要素があるほど有利です。

迷いが減るように、仕入れの基準を言語化しておきます。

タグと素材で判断スピードを上げる

タグ情報は、同じ見た目でも価値が違うケースを見分ける助けになります。

素材は着用感に直結し、購入後の満足度にも影響します。

初心者は、まず「覚えるタグ」を10個に絞ると伸びやすいです。

  • 素材表記は写真で残して説明に反映する
  • サイズ表記だけでなく実寸も必ず測る
  • 年代や生産国は分かる範囲で記載する
  • ケアラベルの欠損はデメリットとして明記する

季節と回転の読み方を固定する

古着は季節で動きが変わるため、仕入れと出品のタイミングが重要です。

遅れて出すと値下げ合戦に巻き込まれ、利益が薄くなります。

季節物ほど、先に仕入れて先に出すのが基本です。

カテゴリ 動きやすい時期の考え方
アウター 秋口から需要が伸びるので夏終盤から準備する
スウェット 気温が下がる時期に回転が上がりやすい
Tシャツ 春先から動くので冬のうちに在庫を作る
ニット 毛玉と縮みの説明精度が価格に直結する

状態で価格差が出るポイント

古着は同じ商品でも、状態で売値が大きく変わります。

「目立つダメージがない」だけでなく、「購入後に不安がない説明」が重要です。

減点要素は隠さず、購入判断できる材料を増やします。

  • 写真は明るさを揃え、色味の差を減らす
  • ダメージは接写と位置説明をセットにする
  • においは主観を避け、事実ベースで書く
  • 補修跡がある場合は方法と範囲を明示する

真贋リスクがある商品は扱い方を決める

ブランド品は利益が出やすい反面、真贋リスクが最も大きい領域です。

疑いが少しでもある商品は、仕入れない判断が長期的に得です。

扱うなら、仕入れ先と確認方法を固定して再現性を上げます。

リスク源 対策の考え方
真贋不明 購入証明や鑑定の根拠がないなら避ける
状態誤認 採寸と写真の不足を無くして誤差を減らす
返品対応 事前に対応方針を決めて感情で動かない
規約違反 出品禁止物と表現ルールを確認する

販売先の選び方と手数料の考え方

台車に載せたダンボール箱のミニチュアモデル

古着せどりは、販売先で「売れやすさ」と「手数料」が大きく変わります。

売上ではなく、手数料と送料を引いた手取りで比較すると、判断がブレません。

最初は1つに絞って運用し、慣れてから販路を増やすと事故が減ります。

メルカリは回転が強いが手数料を織り込む

メルカリは購入者が多く、回転を作りやすいのが強みです。

一方で販売手数料は販売価格の10%なので、値付け段階で必ず織り込みます。

手数料の公式案内は、出品前に一度確認しておくと計算ミスが減ります。

項目 内容
販売手数料 販売価格の10%
出品料 無料
公式情報 メルカリの手数料(公式ヘルプ)
計算の軸 販売価格−手数料−送料−原価

ヤフオクは需要の層が違うので出し分ける

ヤフオクはオークション形式やコレクター需要と相性が良い商品があります。

手数料体系は改定されることがあるため、出品前に最新の案内を確認するのが安全です。

販売先が変わると説明の書き方も変わるので、テンプレを作って整えます。

  • オークション向きは希少性やサイズ感を丁寧に書く
  • 固定価格向きは相場に寄せて回転を優先する
  • 送料条件を明確にして誤解を減らす
  • 手数料の案内を定期的に確認する

手数料と送料を足して「原価率の上限」を決める

販売先の違いを吸収するには、原価率の上限を先に決めるのが効果的です。

たとえば手数料が10%なら、原価率を抑えないと薄利になりやすいです。

送料込みの出品が多い場合は、送料も原価と同じ扱いで管理します。

設計項目 決め方
原価率上限 手数料と送料を引いて利益が出る範囲に固定
送料の扱い 固定費として商品別にメモしておく
値下げ余白 交渉を見込んで初期価格に余裕を持つ
例の根拠 ヤフオク落札システム利用料の案内

売れる出品ページは情報が揃っている

購入者は、写真と説明で不安が消えると購入に進みやすいです。

逆に情報が欠けると、値下げ要求や返品の温床になります。

出品前にチェックリストで情報を揃えてから公開します。

  • 正面・背面・タグ・ダメージ部位の写真
  • サイズ表記と実寸の両方
  • 素材・厚み・透け感など着用感の補足
  • 発送方法と発送までの日数

トラブルを避けて長く続けるリスク管理

ノートパソコンと赤いスマートフォンとタンブラーが置かれたデスク

古着せどりで一番消耗するのは、利益よりもクレーム対応と返品対応です。

トラブルの多くは、状態説明と採寸の不足から起きます。

先回りの仕組みを作ると、時間も評価も守れます。

返品・返金を減らす説明の作り方

返品を減らすには、買い手が想像できる情報を増やすことが重要です。

特にサイズ感と状態は、誤解が起きやすいポイントです。

短い言い切りより、事実を積み上げる文章の方がトラブルが減ります。

  • 実寸は測り方を固定し、毎回同じ形式で書く
  • 色味は撮影環境を揃え、差が出る場合は補足する
  • ダメージは位置と大きさが分かるように書く
  • 主観語だけで状態を断定しない

発送遅れと連絡不足は評価を落とす

発送の遅れは、購入者の不安を増やし、評価低下につながります。

忙しい時ほど、発送ルールを固定して崩さないのが重要です。

連絡は短くても良いので、タイミングを決めて習慣化します。

場面 やること
購入直後 発送予定日を短文で伝える
発送時 発送方法と追跡の有無を伝える
遅れる時 理由より先に新しい発送予定日を提示する
到着後 問題がないか一言添える

古物商許可の申請は早めに動く

仕入れて売る形が継続するなら、許可の手続きは後回しにしない方が安全です。

申請先は主たる営業所所在地を管轄する警察署窓口で案内され、手数料の目安も公開されています。

必要書類や標準処理期間は自治体で異なるため、一次情報に当たるのが確実です。

  • 申請先は管轄警察署の生活安全課窓口
  • 手数料の目安は19,000円の案内がある
  • 許可が出るまで営業活動は控える
  • 参考として自治体の案内を確認する

古物商許可申請/大阪府警本部

在庫の持ちすぎを防ぐ数値ルール

在庫が増えすぎると、保管スペースだけでなく、資金も時間も固定されます。

売れ残りは値下げだけでなく、販路変更やまとめ売りなど出口を用意します。

数字のルールを先に決めると、感覚で仕入れて崩れるのを防げます。

管理項目 ルール例
在庫日数 一定日数で値下げ・販路変更を実行
仕入れ回数 売れた分だけ仕入れる回転重視
値下げ幅 段階を決めて迷いを無くす
撤退基準 損切りラインを先に決める

古着せどりを続けて利益を伸ばす要点

ノートパソコンと赤いスマートフォンとタンブラーが置かれたデスク

古着せどりは、安く仕入れるよりも、手数料と送料を引いた手取りで判断できるかが分岐点です。

最初は販路を絞り、撮影・採寸・説明の型を作ることで、回転と評価が安定します。

仕入れは少量から歩留まりを測り、強いジャンルだけを残すと再現性が上がります。

トラブルの多くは情報不足から起きるため、状態とサイズを丁寧に揃えることが最短のリスク対策です。

継続して仕入れて売るなら、古物商許可などの手続きも含めて、長く続けられる形に整えていきましょう。