古着屋がメルカリで仕入れるなら最初にやること|利益が残るリサーチと真贋の見極め!

スマートフォンで子供用シューズを撮影する出品準備の様子
メルカリ

古着を扱うなら、仕入れは「安く買う」より「売れる根拠を持って買う」が先です。

メルカリは24時間仕入れ候補が出続ける反面、真贋・状態・採寸の情報差が大きく、買い方で利益が決まります。

この記事は、古着屋としてメルカリ仕入れを回すための、初動の型と判断基準を具体化します。

  1. 古着屋がメルカリで仕入れるなら最初にやること
    1. 売り方を先に決める
    2. 仕入れの許容条件を数値化する
    3. リサーチ用の軸ワードを作る
    4. 相場は「売れた価格」で見る
    5. 出品者の癖を読み解く
    6. においと状態の地雷を避ける
    7. 仕入れの動線を毎日回せる形にする
  2. メルカリで利益が出る古着の見つけ方
    1. 検索は「具体語」で狭くする
    2. 相場帯は「中央値ゾーン」を狙う
    3. 写真が弱い出品は宝の山になりやすい
    4. まとめ買いを前提に交渉余地を作る
  3. 仕入れ判断を迷わせない基準
    1. 採寸が揃っているかで回転が変わる
    2. 状態の記載は「部位」で見る
    3. 利益は「想定売価」から逆算する
    4. 質問テンプレを用意して即断する
  4. 値下げ交渉と購入後のトラブルを減らす
    1. 交渉は「根拠」を短く添える
    2. 購入前に「写真追加」を依頼する
    3. 届いたら「検品ルーティン」で即判断する
    4. 返品・キャンセルは感情で動かない
  5. 古着屋として押さえるルールと法令
    1. メルカリの禁止出品物を把握する
    2. 偽物・正規品不明は仕入れで排除する
    3. 古物商許可が必要になるケースを理解する
    4. 申請の手数料と期間の目安を押さえる
  6. 売れる形に仕上げる出品設計
    1. 写真は「不安を潰す順番」で撮る
    2. 説明文は短くても「要点」が必要
    3. 価格は「守る商品」と「回す商品」で分ける
    4. 発送はクレームが減る形を優先する
  7. 在庫を回すための管理術
    1. 仕入れは「ジャンルの枠」を作って増やす
    2. 1点ごとに「出口」を持たせる
    3. 売れ残りは「手当ての順番」を決める
    4. 数字は「粗利と回転」だけ追う
  8. 要点を一気に整理する

古着屋がメルカリで仕入れるなら最初にやること

スマートフォンと電卓、ショッピングカートのミニチュアで表現されたネットショッピングの概念

最初に整えるべきは、探し方ではなく「買っていい条件」を固定することです。

条件が曖昧なまま探すと、良さそうに見える出品に時間と資金を吸われ、在庫が死にやすくなります。

ここでは、今日から実行できる初期設定を順番に並べます。

売り方を先に決める

仕入れは販売チャネルと販売戦略で許容できる原価が変わります。

店頭販売中心か、ネット販売中心かで、回転と利益の取り方が逆になります。

「高単価で点数少なめ」か「中単価で点数多め」かを先に決めます。

  • 販売先:自店・フリマ・オークション
  • 利益の形:粗利率重視・粗利額重視
  • 回転:即売れ優先・熟成在庫OK
  • 顧客:トレンド層・定番層

仕入れの許容条件を数値化する

「安いから買う」を禁止して、買う条件を数値で固定します。

最低粗利、最低回転、最低評価点などを先に決めると迷いが減ります。

慣れるまでは、条件を厳しめにして損を防ぐほうが伸びます。

最低粗利額 1点あたり2,000円以上を目安
最低粗利率 30%前後を目安
回転の目安 30日以内に売れる見込み
返品・トラブル回避 採寸・傷・においの記載がある

リサーチ用の軸ワードを作る

メルカリ仕入れは検索語を持っている人が勝ちます。

ブランド名だけでなく、型・年代・素材・仕様の語彙が利益を作ります。

仕入れの軸ワードを10個だけ固定して、毎日同じ目線で見ます。

  • アイテム:デニム・スウェット・レザー
  • 仕様:USA製・シングルステッチ
  • 素材:ウール・モヘア
  • 型:501・M-65
  • 年代:90s・00s

相場は「売れた価格」で見る

出品中の価格は希望であり、相場ではありません。

判断の基準は、売り切れた商品の価格帯と売れるまでのスピードです。

まずは「売り切れ」を前提に検索し、中央値で見る癖を付けます。

見る対象 売り切れ(取引成立)
価格の見方 最高値より中央値
比較の条件 サイズ・状態・付属品
判断の順番 売れ筋→価格帯→差別化

出品者の癖を読み解く

同じ商品でも、出品者で当たり外れが出ます。

写真の撮り方、採寸の有無、説明の丁寧さはトラブル率に直結します。

仕入れは商品だけでなく、出品者の品質も一緒に買います。

  • 採寸が毎回あるか
  • ダメージを隠さないか
  • 返品対応の姿勢が見えるか
  • 評価コメントの傾向が安定しているか

においと状態の地雷を避ける

古着は状態が命で、状態の差が利益の差になります。

におい・色移り・毛玉・穴は、写真だけでは判別できないことがあります。

記載がない場合は質問して、反応が薄いなら見送ります。

におい 保管臭・タバコ臭・香水臭の有無を確認
生地の劣化 テカり・毛羽立ち・薄れ
ダメージ 穴・ほつれ・擦れの位置
汚れ 襟・袖・脇の黄ばみ

仕入れの動線を毎日回せる形にする

稼げる人ほど、派手な一撃より日々の積み上げが強いです。

探す時間帯、チェックするカテゴリ、判断の順番を固定します。

再現性が上がると、仕入れのブレが減って在庫が回り始めます。

  • 朝:売り切れ相場の更新
  • 昼:軸ワードで新着確認
  • 夜:交渉・質問の返信
  • 週1:売れ筋と外れ筋の棚卸し

メルカリで利益が出る古着の見つけ方

ノートパソコンと文房具が並ぶ木製デスク

利益が出る古着は、特別なブランドだけではなく、見つけ方の型で拾えます。

ポイントは、需要の強い条件で検索し、情報が薄い出品から安く買うことです。

ここでは、現場で使える探し方を整理します。

検索は「具体語」で狭くする

検索が広いと、安くても売れない古着に触れる回数が増えます。

具体語で絞るほど、売れる条件と外れる条件が見えます。

最初は「ブランド+型+素材」まで入れて狭く探します。

  • ブランド名
  • 型番・モデル名
  • 素材名
  • 年代ワード
  • 生産国ワード

相場帯は「中央値ゾーン」を狙う

高値の売り切れだけ追うと、仕入れが高くなりがちです。

安値の売り切れだけ追うと、状態やクレームで消耗します。

中央値ゾーンの中で、状態が良いのに説明が薄い出品を拾います。

高値ゾーン 仕入れが高く競争が激しい
中央値ゾーン 回転と粗利のバランスが取りやすい
安値ゾーン 状態リスクが上がりやすい
狙い方 中央値で情報差を拾う

写真が弱い出品は宝の山になりやすい

写真が暗い、背景が雑、角度が少ない出品は安く出がちです。

ただし、写真が弱いほど状態の質問が必須になります。

質問への反応が丁寧なら、掘り出し物になる確率が上がります。

  • タグの写真を追加依頼
  • 襟・袖・脇のアップ依頼
  • 内側の洗濯表示の依頼
  • 平置き採寸の依頼

まとめ買いを前提に交渉余地を作る

単品での値下げ交渉は、相手の心理的な抵抗が上がります。

同じ出品者から複数点買う提案にすると、通りやすくなります。

送料込みの負担が重い商品ほど、まとめ買いが効きます。

提案の形 2点以上の同梱前提
狙い目 同カテゴリを多く出している人
交渉の根拠 送料・梱包の削減
注意 無理な値下げは関係を切る

仕入れ判断を迷わせない基準

梱包作業中の食器と段ボール箱

古着の仕入れはセンスではなく、判断基準の積み重ねで精度が上がります。

特にメルカリは情報が出品者次第なので、抜けを想定した基準が必要です。

ここでは、判断の軸を「見える情報」と「聞く情報」に分けます。

採寸が揃っているかで回転が変わる

古着はサイズ表記が当てにならないことが多いです。

採寸が揃わないと、購入者は不安で離脱しやすくなります。

仕入れ段階で採寸が取れるかを重要条件にします。

  • 着丈
  • 身幅
  • 肩幅
  • 袖丈
  • ウエスト・股下

状態の記載は「部位」で見る

状態が良いという一文だけでは判断できません。

古着は汚れやすい部位が決まっているので、部位指定で確認します。

部位の写真が出ない場合は、質問して取れるかで判断します。

トップス 襟・袖・脇
パンツ 裾・股・膝
アウター 袖口・ポケット口・裾
共通 タグ・裏地・ジップ

利益は「想定売価」から逆算する

仕入れの正解は、売れたあとにしか分かりません。

だからこそ、仕入れ前に想定売価を置いて逆算します。

送料と手数料を引いた残りが、あなたの粗利の上限です。

  • 想定売価を売り切れから決める
  • 販売手数料を先に引く
  • 送料を安全側で見積もる
  • 仕入れ上限を固定する

質問テンプレを用意して即断する

質問が毎回バラバラだと、判断が遅くなります。

テンプレを作って、必要な情報を最短で集めます。

返答が曖昧なら見送る基準もセットで持ちます。

におい タバコ・香水・保管臭の有無
ダメージ 穴・ほつれ・擦れの有無と位置
採寸 平置きの数値
購入経路 ブランド品は入手経路の確認

値下げ交渉と購入後のトラブルを減らす

引っ越し準備のための梱包用品と電話機

メルカリ仕入れは、交渉で原価を下げるより、事故を減らすほうが利益に直結します。

交渉の仕方を間違えると、ブロックや悪評価で仕入れの動線が詰まります。

ここでは、角が立たずに精度が上がるやり方を整理します。

交渉は「根拠」を短く添える

値下げだけ要求すると、相手は不快になりやすいです。

送料や同梱など、相手にもメリットがある根拠を添えます。

長文は読まれないので、短く丁寧にします。

  • 同梱できれば送料が下がる
  • 即購入できるタイミング
  • 支払いまでのスピード
  • 希望額は端数を切る

購入前に「写真追加」を依頼する

古着は写真が全てで、写真が増えるほど事故が減ります。

タグとダメージ部位の追加は、後の言った言わないを防ぎます。

追加が難しい出品者は、時間をかけずに見送ります。

必須 タグ・洗濯表示
優先 襟・袖・脇のアップ
確認 ジップ・ボタン・裏地
避けたい ピンぼけ・暗所のみ

届いたら「検品ルーティン」で即判断する

到着後の検品が遅れると、対応が後手になります。

古着屋として回すなら、到着当日に検品して撮影まで進めます。

不備がある場合は、事実ベースで早めに連絡します。

  • においの確認
  • ダメージ部位の確認
  • 採寸の再計測
  • 洗濯可否の判断
  • 撮影の段取り

返品・キャンセルは感情で動かない

トラブル対応は、感情が出るほど損をします。

相手を責めるより、事実と写真で状況を整理します。

古着は個体差があるので、受け入れる範囲も事前に決めます。

証拠 到着直後の写真
整理 説明との差分を箇条書き
連絡 短く丁寧に即時
基準 許容範囲を事前に決める

古着屋として押さえるルールと法令

段ボールにニットを梱包している様子

メルカリは便利ですが、偽物や禁止物のリスクはゼロではありません。

特にブランド品は、仕入れ側も真贋の意識が薄いと損失が大きくなります。

ここでは、最低限押さえておくべきルールと手続きに触れます。

メルカリの禁止出品物を把握する

メルカリには禁止されている出品物が明確に定められています。

仕入れ側でも、禁止物に関わるとアカウントや取引に影響が出ます。

まずは公式ガイドで全体像を確認し、扱わない前提を作ります。

偽物・正規品不明は仕入れで排除する

メルカリは偽ブランド品や正規品と確証がないものの出品を禁止しています。

仕入れの時点で確証が取れないなら、買わないのが最強のリスク回避です。

シリアルや購入経路が不明なものは、利益が出ても長期的に危険です。

避けるべき 正規品の確証がない出品
確認したい シリアル・付属品・購入経路
姿勢 不確かなものは見送る
参考 偽ブランド品、正規品と確証のないもの(メルカリ公式)

古物商許可が必要になるケースを理解する

古着屋として反復継続して仕入れて販売するなら、古物商許可の検討は避けられません。

「営業」の考え方は、営利目的で同種行為を反復継続するかどうかがポイントです。

運用基準は通達として公開されているので、一次情報に当たって判断します。

申請の手数料と期間の目安を押さえる

古物商許可の申請は、管轄警察署で手続きを行います。

手数料の目安は19,000円と案内されている例があります。

申請から許可連絡までの標準処理期間の目安も公開されています。

申請窓口 主たる営業所を管轄する警察署
手数料目安 19,000円(例:警視庁
期間目安 概ね40日以内の案内例(大阪府警
地域の様式 和歌山県警の様式一覧

売れる形に仕上げる出品設計

ミニカートにカラフルなギフトボックスを載せたショッピングイメージ

仕入れで利益を作るだけでは足りず、売り方で回転が決まります。

古着は情報の不安を消すほど売れやすく、価格も守れます。

ここでは、古着屋として再現性の高い出品設計をまとめます。

写真は「不安を潰す順番」で撮る

購入者が不安な順に写真を並べると、売れるまでが短くなります。

全体→タグ→状態→採寸の順に揃えると、問い合わせも減ります。

背景と光を一定にして、店としての信頼感も作ります。

  • 正面・背面の全体
  • タグ・洗濯表示
  • 襟・袖・脇のアップ
  • ダメージ部位のアップ
  • 採寸の写真

説明文は短くても「要点」が必要

長文は読まれませんが、必要情報が欠けると売れません。

ブランド、サイズ、状態、におい、発送方法を固定項目にします。

テンプレ化して、点数を増やしても品質が落ちない形にします。

ブランド 正式名称
サイズ 表記+平置き採寸
状態 ダメージの有無と位置
におい 保管臭・タバコ臭など

価格は「守る商品」と「回す商品」で分ける

全商品を同じ基準で値付けすると、利益か回転のどちらかが崩れます。

強い商品は値段を守り、弱い商品は回転で資金を回します。

この二段構えで、仕入れを継続できるキャッシュが残ります。

  • 守る商品:希少性・状態が強い
  • 回す商品:定番で競合が多い
  • 値下げ前提:説明と写真で価値を積む
  • 売れ残り:季節とトレンドで判断

発送はクレームが減る形を優先する

送料を削るために梱包品質を落とすと、評価で損します。

古着はシワや湿気の影響があるので、防水と清潔感が重要です。

梱包を固定化すると、作業時間も短くなります。

防水 OPP袋で包む
型崩れ 厚手は折り方を固定
清潔感 紙片・毛の混入を避ける
発送目安 翌日までを基準にする

在庫を回すための管理術

配送ラベル付きの段ボール箱

古着屋の利益は、仕入れの上手さより在庫の回し方で安定します。

メルカリ仕入れは点数が増えやすいので、管理が崩れると一気に赤字化します。

ここでは、少人数でも回る管理の型を作ります。

仕入れは「ジャンルの枠」を作って増やす

なんでも仕入れると、撮影も説明も属人化して遅くなります。

まずは得意ジャンルを2つに絞り、同じ型で量を増やします。

枠が固まると、相場の肌感も早く育ちます。

  • トップス:スウェット中心
  • ボトム:デニム中心
  • アウター:季節で限定
  • 小物:回転が速いものだけ

1点ごとに「出口」を持たせる

売れない在庫は、値段ではなく出口がないことが原因になりがちです。

出品前に、どこで誰に売るかを一言で言える状態にします。

出口が曖昧なら、仕入れの時点で見送る判断ができます。

販売先 店頭・フリマ・オークション
ターゲット ストリート・きれいめ・古着好き
強み 年代・素材・シルエット
売り方 価格を守る・即回転

売れ残りは「手当ての順番」を決める

売れないから即値下げは、利益を削り続ける癖になります。

先に写真と説明を改善し、それでも駄目なら露出を変えます。

最後に価格を動かす順番にすると、利益を守れます。

  • 写真の明るさと順番を修正
  • 採寸と状態説明を追加
  • タイトルの語彙を見直す
  • 最終手段として段階的に価格調整

数字は「粗利と回転」だけ追う

指標が多いほど、現場は動けなくなります。

古着屋のメルカリ運用は、粗利と回転が揃えば勝ち筋が見えます。

週1回、仕入れと売上を同じ表で見て改善点を決めます。

粗利額 売価−原価−手数料−送料
粗利率 粗利額÷売価
回転 仕入れ日から売れるまで
改善 外れの原因を言語化

要点を一気に整理する

ノートパソコンと文房具が並ぶ木製デスク

古着屋がメルカリで仕入れるときは、探し方より先に買う条件を数値で固定することが利益の近道です。

相場は出品価格ではなく売り切れから取り、中央値ゾーンで情報差を拾うと再現性が上がります。

採寸と状態は部位で確認し、質問テンプレで必要情報を短時間で集めるほど事故が減ります。

偽物や正規品不明のブランド品は仕入れで排除し、禁止出品物の公式ルールも前提として運用します。

売り方は写真と要点説明で不安を消し、守る商品と回す商品を分けて在庫を回すと資金が残ります。