メルカリで服を売るとき、写真の出来が売れ行きを大きく左右します。
同じ商品でも、写真が暗いだけで「使用感が強そう」「状態が不安」と感じられ、スルーされがちです。
反対に、状態が伝わる写真は値下げ交渉や返品トラブルも減らしやすく、取引がスムーズになります。
この記事では、スマホ撮影でも再現しやすい順番と撮り分けを、服ジャンル別の考え方で整理します。
撮影が苦手でも、必要なカットをテンプレ化すれば、毎回迷わず出品できます。
最初に結論として、写真の枚数と1枚目の考え方を押さえましょう。
メルカリの服写真は最大20枚で1枚目が最重要
メルカリの出品写真は1商品あたり最大20枚まで登録できます。
上限いっぱいが正解ではありませんが、服は質感や状態の説明量が多いので、使える枠を戦略的に使うのが有利です。
特に1枚目は検索一覧で最初に見られるため、クリックの入口として最重要です。
枚数や運用方針を決める前に、まず「1枚目は何を見せ、残りで何を補うか」を固定しましょう。
写真は最大20枚まで使える
現在、メルカリは出品写真を最大20枚まで登録できます。
枚数が増えた背景として、購入前に状態確認できない不安を写真で補う意図があります。
上限の根拠は公式の案内で確認できます。
- 上限は1商品につき最大20枚
- 足りないときは状態説明の不足になりやすい
- 余るときは似た写真の連投を避ける
1枚目は全体像を優先する
1枚目は「一瞬で何が売られているか」が分かる全体像が向きます。
服はシルエットと色で判断されるため、正面の全体を真っ直ぐ撮るのが基本です。
背景のノイズが多いと商品が小さく見えるので、余計な物は外します。
| 狙い | 一覧で理解される |
|---|---|
| 構図 | 正面の全体像 |
| 背景 | 無地に近い面 |
| 注意 | 影と傾きで損しない |
2枚目以降は不安を潰す順番にする
購入者が気にするのは、サイズ感、状態、素材感、付属情報の順になりやすいです。
そのため、2枚目以降は「迷うポイントを先に見せる」並びにすると離脱が減ります。
タグ、汚れ、色ムラなどは後半に回すより、早めに出した方が誠実です。
- 前後左右の全体
- 襟元や袖口などの消耗しやすい部位
- 素材感が分かる寄り
- ブランドタグと洗濯表示
正方形に近いサイズで見切れを防ぐ
メルカリの画像は正方形に近い見え方が基本なので、縦長のままだと見切れやすくなります。
公式の案内では、正方形で「720×720程度」を基本とする説明があります。
トリミングで袖や裾が切れていないか、出品画面のプレビューで必ず確認します。
| 推奨の考え方 | 正方形に揃える |
|---|---|
| 目安サイズ | 720×720程度 |
| チェック | プレビューで見切れ確認 |
| 避けたいこと | 細部が潰れる圧縮 |
色は盛らずに「近づける」加工に留める
明るさ調整で見やすくするのは有効ですが、実物と違う色に見せる加工はトラブルの原因になります。
メルカリのガイドでは、購入者の誤解を招く加工を避けるよう注意喚起されています。
加工は「暗すぎを戻す」「影を軽くする」など、再現性の補正に留めます。
- やるなら明るさとホワイトバランスの微調整
- やらないのは過度な彩度アップ
- 汚れや毛玉を消す編集は避ける
公式やECの転載画像だけは避ける
実物の写真がない、転載画像のみの掲載は誤解を招きやすく、禁止行為として案内されています。
特に服はサイズ感や状態差が出るので、手元の現物を撮った写真が前提になります。
ガイドラインの該当箇所は公式ヘルプで確認できます。
| 推奨 | 手元の実物写真 |
|---|---|
| 避ける | 転載画像のみ |
| 理由 | 状態が伝わらない |
| リスク | 削除や利用制限の可能性 |
服ジャンルで必要枚数の目安が変わる
Tシャツとアウターでは、確認したいポイントが違うため必要なカットも変わります。
薄手は透けや毛羽立ち、厚手は生地の立体感や傷みが焦点になりやすいです。
先にジャンル別の必須カットを決めると、20枚の枠を無駄にしません。
- Tシャツは首元とプリントの寄りが重要
- ニットは毛玉と毛羽立ちの寄りが重要
- アウターは袖口とファスナー周りが重要
写真テンプレを決めて毎回の品質を揃える
売れる写真はセンスよりも「抜けがないこと」が強いです。
テンプレを固定すると、撮影時間が短くなり、出品頻度も上がります。
撮影前にチェックリストを用意し、撮り忘れをゼロにします。
| 前提 | 同じ順番で撮る |
|---|---|
| メリット | 品質が安定する |
| 時間 | 迷う時間が減る |
| 結果 | 質問とトラブルが減る |
撮影前の準備で写真の完成度が上がる
撮影テクニックの前に、服のコンディションを整えるだけで写真の見栄えが一気に改善します。
メルカリは実物を見られない分、写真に出る粗がそのまま不安材料になります。
準備をルーティン化すると、撮影が速くなり、出品作業も楽になります。
まずは「シワ」「毛玉」「ホコリ」「におい」の見え方を揃えましょう。
シワは写るので先に整える
シワは使用感として強く伝わり、同じ価格でも損に見えることがあります。
軽いアイロンやスチーム、ハンガー掛けで整えるだけで印象が変わります。
完璧を目指すより、写真で目立つ面だけ優先して整えます。
- 正面の腹部と胸部のシワを優先
- 襟元と袖口の折れを優先
- 撮影直前に掛け直して形を整える
毛玉とホコリは写真で誇張される
ニットや黒系は、毛玉やホコリが写真で目立ちやすいです。
コロコロやブラシで落としてから撮ると、状態を正確に伝えつつ見栄えも上がります。
落ちない毛玉は隠さず寄りで見せ、説明と整合させます。
| 対策 | コロコロとブラッシング |
|---|---|
| 黒系 | 白いホコリが目立つ |
| ニット | 毛玉が目立つ |
| 注意 | 消せないなら寄りで見せる |
ハンガーと平置きを使い分ける
ハンガーは着用イメージが伝わりやすく、平置きはサイズ感が伝わりやすいです。
どちらか一方に偏ると情報が欠けるので、可能なら両方を用意します。
スペースがない場合は、平置きを基本にして、袖の落ち方だけ別カットで補います。
- トップスはハンガーでシルエット
- ボトムスは平置きで股上と裾幅
- ワンピはハンガーと平置きの両方
撮影場所は固定して再現性を上げる
毎回場所が変わると色味や明るさが変わり、出品一覧の統一感も崩れます。
窓際の床、白い壁の前など、条件が安定する場所を決めます。
固定できれば、同じ手順で撮るだけで写真の品質が揃います。
| 候補 | 窓の近く |
|---|---|
| 背景 | 白壁や無地の布 |
| 床 | 影が強いなら布で調整 |
| 目的 | 毎回同じ写りにする |
売れる服の写真セットをテンプレ化する
服は確認点が多いので、必要なカットを先に決めておくと早くなります。
テンプレは「全体」「状態」「情報」「サイズ感」の4カテゴリで組むと抜けが減ります。
購入者の疑問を写真で先回りできると、コメント対応も減らせます。
ここでは、まず迷わない基本セットを提示します。
基本は前後左右の4カット
全体像は、前後に加えて左右もあるとシルエットが伝わります。
特にアウターやワンピは横の厚みが印象を左右します。
左右を撮るときは、袖や裾が広がって見えないよう整えます。
- 正面は胸元から裾まで
- 背面は背中の状態と丈感
- 左右は厚みと落ち感
襟元と袖口は必ず寄りで撮る
襟元と袖口は皮脂汚れや擦れが出やすく、購入者が最も警戒するポイントです。
ここを先に見せると、状態の信頼度が上がります。
ダメージがある場合は、引きと寄りをセットにして位置が分かるようにします。
| 部位 | 襟元 |
|---|---|
| 理由 | 汚れが出やすい |
| 部位 | 袖口 |
| 理由 | 擦れが出やすい |
タグはブランドと洗濯表示を押さえる
服はタグ情報があるだけで安心感が増えます。
ブランドタグ、サイズタグ、洗濯表示が読み取れる写真を用意します。
タグが薄れている場合も、その状態が分かるように撮ります。
- ブランドタグはロゴが読める寄り
- サイズタグは表記が読める寄り
- 洗濯表示は素材と注意が読める寄り
サイズ感は測り方を統一して見せる
サイズ感の不安は、購入見送りの大きな原因です。
メジャーを当てた写真は説得力が高いですが、毎回同じ測り方でないと比較できません。
平置き採寸の基準を固定し、写真と説明の両方で一致させます。
| トップス | 身幅と着丈 |
|---|---|
| ボトムス | ウエストと股下 |
| ワンピ | 身幅と総丈 |
| 注意 | メジャーの数字を読める距離 |
光と背景で写真の印象を安定させる
服の写真は、光と背景が整うだけで一気に見やすくなります。
高価な機材より、自然光と無地背景の組み合わせが効きます。
特に色味はトラブルになりやすいので、撮影環境を固定しましょう。
ここでは、再現しやすい環境作りを具体化します。
自然光は窓際で斜めから当てる
自然光は色が自然に写りやすく、服の質感も出やすいです。
直射日光だと白飛びするので、レースカーテン越しが安定します。
影が強いときは、反対側に白い紙を置いて影を薄めます。
- 窓からの光は斜めが柔らかい
- 白い紙は簡易レフになる
- 夕方は色が黄ばみやすい
背景は無地にして商品を大きく見せる
背景が散らかっていると、商品が小さく見え、安っぽい印象になります。
白い壁、無地の布、シーツなどで十分です。
背景は「主張しないこと」が正解で、商品の輪郭が最優先です。
| 推奨 | 白壁や無地の布 |
|---|---|
| 避ける | 柄物や生活感の強い背景 |
| 効果 | 一覧で目立ちやすい |
| コツ | 商品を画面の大部分に入れる |
スマホは固定してブレを消す
ブレた写真は状態が分かりにくく、購入者の不安に直結します。
両肘を体に固定し、なるべく同じ距離で撮ります。
可能ならタイマーやスマホスタンドを使うと安定します。
- 両肘を固定して手ブレを減らす
- 同じ距離で撮って比較しやすくする
- ピントはタグや素材の寄りで特に重要
色味のズレはホワイトバランスで抑える
同じ服でも、電球色の室内灯だと黄味が強く写りやすいです。
色味が不安なときは、昼間の自然光に切り替えます。
補正する場合も、実物の色に近づける範囲に留めるのが安全です。
| ズレやすい環境 | 夜の室内灯 |
|---|---|
| 安定しやすい環境 | 昼の自然光 |
| 補正の目的 | 実物に近づける |
| 注意 | 盛りすぎは誤解を招く |
状態が伝わる寄り写真でクレームを減らす
服は細部の状態で評価が割れやすいので、寄り写真が取引の安心材料になります。
小さな汚れでも、先に見せておくと「思ったより良い」で評価が安定します。
メルカリの公式ガイドでも、傷や汚れのある箇所を含め様々な角度の写真掲載が推奨されています。
寄り写真は「隠すため」ではなく「説明のため」に撮ります。
ダメージは位置が分かる引きと寄りを揃える
寄りだけだと場所が分からず、逆に不安が増えます。
まず引きで位置を示し、次に寄りで状態を見せる順番が分かりやすいです。
この並びにすると、説明文とも一致させやすくなります。
- 引きで位置を示す
- 寄りで状態を示す
- 同じ角度で比較できるようにする
素材感は斜めの寄りで立体感を出す
素材感は真上からより、斜めの角度の方が凹凸が写りやすいです。
ニット、デニム、起毛素材は、光の当て方で印象が変わります。
光を強く当てすぎず、陰影が少し残る程度が自然です。
| 狙い | 質感を伝える |
|---|---|
| 角度 | 斜めから寄り |
| 光 | 強すぎない自然光 |
| 注意 | ピントが甘いと逆効果 |
付属品は「写っているものが全て」と伝える
付属品がある場合は、まとめて1枚で分かる写真を入れます。
逆に付属品がない場合も、写り込みで誤解を招かないようにします。
公式ガイドでは、付属品やパッケージも含めて状態が分かる写真掲載が推奨されています。
- 付属品は一枚で一覧化する
- 売らない物を目立たせない
- 必要なら説明文にも明記する
匂いは写らないので代替の説明材料を増やす
匂いは写真では伝わらないため、購入者の不安が残りやすい項目です。
その代わり、保管状態が想像できる情報を写真と説明で補います。
洗濯表示や素材タグが読めると、手入れのイメージも湧きやすくなります。
| 匂い | 写真では伝わらない |
|---|---|
| 補う方法 | タグ写真と保管の説明 |
| 安心材料 | 清潔感のある全体写真 |
| 注意 | 断定表現は控える |
出品画像のルールを守って削除やトラブルを避ける
写真が良くても、ルール違反に触れると削除や取引トラブルにつながります。
特に転載画像や、誤解を招く加工は避けるべきポイントです。
ここでは、服の出品でやりがちなNGを整理します。
迷ったら公式の出品者ガイドラインを確認するのが安全です。
転載画像のみの掲載は避ける
手元にない商品の写真や、転載画像のみの掲載は誤解を招きやすい行為です。
公式ヘルプでは、実物の画像がないことや転載画像のみの掲載は違反になり得ると示されています。
どうしても参考画像を載せたい場合でも、実物写真が主である必要があります。
- 実物写真を必ず入れる
- 転載だけで完結させない
- 状態が分かる写真を優先する
誤解を招く加工は避ける
公式の出品者ガイドラインでは、購入者の誤解を招く写真加工を避けるよう注意されています。
背景を整えるためのトリミングや、暗さの補正は有効ですが、実物と異なる見せ方は危険です。
服の色や傷みが誇張されるのも困りますが、隠すのはさらに大きなトラブルになります。
| OK寄り | 見やすさの補正 |
|---|---|
| NG寄り | 状態を隠す編集 |
| リスク | 誤解とクレーム |
| 判断基準 | 実物と一致するか |
写り込みは個人情報と家の特定に注意する
鏡やガラスに、本人の顔や住所が写り込むことがあります。
配送ラベル、学校名、会員証などが写ると、個人情報の漏えいにつながります。
撮影前に背景と反射面をチェックし、写り込みがあれば撮り直します。
- 鏡の反射を確認する
- 荷物や書類を背景から外す
- 住所が写る物を置かない
公式情報で判断すると迷いが減る
画像に関する判断は、主観より公式の基準に寄せると安全です。
写真の注意事項や、状態が分かる画像の必要性は公式ヘルプにまとまっています。
判断の根拠として、以下のページを確認しておくと安心です。
| ガイド | 出品者ガイドライン |
|---|---|
| 禁止行為 | 商品の状態がわかる画像を掲載しないこと |
| 写真枚数 | 写真は最大20枚 |
| 画像サイズ | 画像サイズの目安 |
撮影から出品までを一連の流れにして楽にする
写真が揃うと、説明文は短くても伝わりやすくなり、質問対応も減ります。
逆に写真が弱いと、コメントで追加写真を求められ、手間が増えます。
撮影と出品を一連の流れとして固定し、作業のムダを減らしましょう。
最後に、運用として効くポイントをまとめます。
追加写真の依頼が来やすい箇所を先に撮る
追加依頼が多いのは、タグ、ダメージ、採寸の3つです。
ここを最初から揃えると、取引前の往復が減ります。
時間がない日ほど、優先順位を固定して撮り漏れを防ぎます。
- タグは読める寄り
- ダメージは引きと寄り
- 採寸は数字が読める距離
写真と説明の整合を最優先にする
写真と説明が食い違うと、クレームや返品につながります。
例えば「目立つ汚れなし」と書くなら、汚れが出やすい部位の寄り写真があると説得力が出ます。
説明を盛るより、写真で見せて淡々と書く方が強いです。
| 一致させる | 状態と写真 |
|---|---|
| 一致させる | 採寸とメジャー写真 |
| 一致させる | 付属品と集合写真 |
| 狙い | 誤解を減らす |
一覧での見え方を最終チェックする
出品ページの完成形で、1枚目がどう見えるかを確認します。
背景の明るさ、服の大きさ、傾きの3点を見るだけでも改善が見つかります。
一覧で埋もれると、どれだけ説明が丁寧でも見られません。
- 商品が画面の中心にあるか
- 明るさが足りているか
- 傾いて安っぽく見えないか
テンプレをメモして次回の迷いをゼロにする
一度うまくいった撮影順は、メモに残して再利用します。
服の種類ごとにテンプレを作ると、撮影が作業化して速くなります。
継続できる仕組みが、結果として売上と時間の両方を守ります。
| 管理 | ジャンル別テンプレ |
|---|---|
| 運用 | 同じ順番で撮る |
| 改善 | 売れた写真を基準にする |
| 効果 | 撮影時間の短縮 |
写真が整うと購入不安が減り売れやすさが上がる
服は実物確認できない分、写真で不安を潰せるほど売れやすくなります。
最大20枚の枠は、全体像で惹きつけ、状態と情報で安心させるために使うと効果的です。
撮影前の準備で清潔感を整え、前後左右と寄り、タグ、採寸のテンプレを固定すると迷いが減ります。
背景と光を揃えれば色味が安定し、誤解を招く加工や転載を避ければトラブルも減らせます。
今日からは、同じ順番で撮るだけの仕組みにして、出品を軽く続けましょう。

